移民反対派の主な論点は、移民が米国人から仕事を「奪っている」というものだ。しかし、もし移民が米国の就職難を悪化させているとすれば、なぜ失業率が毎年下がり続けているのだろうか?
その理由はこうだ。米労働市場に参入した新たな人材(移民を含む)は、自分の収入を支出し、雇用の創出を促進する。また移民が起業や投資を行ったり、個人消費の増加や新たな職務に必要な労働力の提供を通じて企業の成長を促したりすれば、求人はさらに増える。
移民が米国民から職を奪っていると誰かが苦言を呈したときは、次の簡単な質問をしてみたらいい。新たな労働力が生まれることがそれほど悪なのであれば、私たちはなぜ高校や大学の卒業式を祝うのだろうか?