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消費経済:小売業とそれを改革する人々について執筆

500スタートアップスの共同創設者、デイブ・マクルーア(Photo by Steve Jennings/Getty Images for TechCrunch)

シリコンバレーの著名投資家で、500スタートアップスの共同創設者であるデイブ・マクルーアが、セクハラ行為により経営の一線から退くことが明らかになった。

騒動を報じたニューヨーク・タイムズによると、マクルーア以外にもLowercase Capitalの創設者であるクリス・サッカなど複数のベンチャーキャピタリストがセクハラ行為をしたという。記事を受けて、500スタートアップスのマネージングディレクター、Christine Tsaiは6月30日にCEOの交代を発表した。Tsaiは、声明の中で次のように述べている。

「数か月前に、当社の共同創業者であるデイブ・マクルーアがテック業界の複数の女性に対して不適切な言動を取ったことが判明した。彼の行為は決して容認できるものではなく、500スタートアップスの文化や理念にふさわしくない。彼が苦痛とストレスを与えた女性たちに心からお詫びを申し上げたい。我々は、謝罪の意思を行動で示したい。

我々は経営体制を刷新し、マクルーアに代わって私がCEOに就任することを数か月前に決定した。今後は、私が経営チームや日常業務を指揮する。マクルーアの役割は、ゼネラルパートナーとして当社の投資家に対する責務を果たすことに留まる。彼は態度を改め、同じ過ちを繰り返さないように、現在はカウンセリングを受けている」

フォーブスの「Midas List(最も影響力のあるベンチャー投資家ランキング)」にランクインした有力投資家で、セクハラ行為により地位を追われたのはマクルーアがこの1週間で2人目だ。

6月25日には、ニュースメディアInformationがBinary Capitalの共同創業者、Justin Caldbeckによる3人の女性起業家に対するセクハラ疑惑を報じ、Caldbeckは辞任に追い込まれた。彼は当初疑惑を否定していたが、その後、自身の地位を利用して性的関係を迫ったことを認めた。

現在、Binary Capitalはリミテッドパートナーが実質的に運営している。Caldbeckを告発した女性の中には、テック業界で最も影響力のある女性起業家であるStitchFixのCEO、Katrina Lakeが含まれている。Lakeらの前には、Susan Fowlerがウーバーにおけるセクハラ疑惑を告発している。

24人の女性起業家がセクハラ被害に

ニューヨーク・タイムズの記事は、LakeやFowlerの勇気ある行動に触発された24人の女性が、投資家から受けたセクハラを赤裸々に語ったものだ。被害者の一人、Sarah Kunstは、マクルーアからフェースブックメッセージを通じてセクハラを受けたという。(マクルーアはニューヨーク・タイムズに反論をしていない。フォーブスが彼にコメントを求めたところ、500スタートアップスの公式声明を見てほしいとの回答があった)

500スタートアップスのTsaiが声明文を発表したのは、ニューヨーク・タイムズの記事が公開されてから1時間後のことだった。

Proday Mediaの創業者兼CEOであるKunstは、フォーブスに対して次のようにコメントしている。

「マクルーアによるさらなるセクハラ被害を食い止めるために、500スタートアップスが行動を起こしたことに安堵しました。他の多くのファンドにも、正しい行動を取るよう努めてほしいと思います」

ニューヨーク・タイムズの記事で名前の挙がった著名投資家のクリス・サッカは記事が公開される前にミディアム上で謝罪声明を発表した。

編集=上田裕資

 

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