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2017.07.10

ブランパン社長兼CEO、マーク A. ハイエックとの5つのQ&A

マーク A. ハイエック◎スウォッチ・グループの創業者であるニコラス・G・ハイエックの孫であり、現在ブランパン、ブレゲ、そしてジャケ・ドローを統括している。



Q2:近年のブランパンにおける最も重要な革新について、いくつか例を挙げて説明してください。

ブランパンの経営者として私が優先している事項のひとつが、ムーブメント開発です。そのため、新しい最高級ムーブメントの開発を専門とする、時計業界屈指の大規模なチームを編成しました。そして2006年に、トリプルバレルと8日間パワーリザーブを備えるキャリバー13R0が誕生したのです。これは、私の指揮のもと、基礎から新しく設計されたまったく初めての新しいムーブメントでした。それ以降、ブランパンが発表した新作自社製ムーブメントは35種類にものぼるのです!

これらの新しいムーブメントの多くに、ブランパン独自の革新的な技術が活かされています。また、チャイニーズカレンダー、様々なワン ミニット フライング カルーセル、パーペチュアルカレンダーを備える腕時計であるランニング・イクエーション、同種のムーブメントで最長の12日間パワーリザーブを発揮する自動巻きトゥールビヨン、誤作動を防止する画期的な各種セキュリティ機能を組み込んだカレンダームーブメントなど、世界初の発明をいくつも完成させ、さまざまな革新を達成しました。

忘れずにお伝えしたいのは、ブランパンは、すべてのムーブメントにシリコン製ヒゲゼンマイを標準搭載した第一線のブランドであるということです。この技術進化により、計時精度が様々な点で向上しました。

Q3:葛飾北斎の木版画からインスピレーションを得たタイムピース「グレートウェーブ」には、日本の伝統的な緑青技術が用いられています。ブランパンと伝統芸術の融合には、どのような目的があるのですか?

ブランパンにとって優れた時計とは、その製造に用いられた技術、信頼性、そして何よりも、高級時計の真髄である極上の仕上げが融合したものです。

これらの仕上げと装飾技術は、職人の伝統や昔からの専門技術に基づいています。時計の装飾には、やすり、砥石、バフ、石が用いられます。エングレービングを施したものであれ、エナメルペイントを施したダイヤルであれ、どのタイムピースも本質的にユニークであり、文字盤が放つ美しさが人々の感情を呼び覚まします。それぞれのモデルが、ル・ブラッシュにある“ファームハウス”という愛称で知られるアトリエで、極めて精緻な技巧を用いて制作され、唯一無二の価値を生み出しています。


極めて精緻な技巧を用いて、ユニークピースを製作している様子

2015年に発表された「ガネーシャ」は、赤銅を取り入れたタイムピースでした。日本生まれのこの合金には、主に金と銅が用いられています。その配合と風合いにより、栗色、青、黒などの色味を帯びた深い青の古色を得ることができるのです。

タイムピースの美的要素にも技術的な要素と同じ労力を費やすという姿勢は、どんなディテールもおろそかにしないブランパンのこだわりを示すものです。例えば「グレートウェーブ」は、8日間ものパワーリザーブを発揮する本格的なキャリバー13R3Aを搭載しています。私たちの使命は、ひとつひとつのディテールにまで個性が表現されている、独創的なタイムピースをお客様にお届けすることです。

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Promoted by ブランパン 編集=青山鼓

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