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科学技術の未来、文化について執筆

Photo by Kevin Winter / gettyimages

映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」に登場したドロイド「BB-8」などのコネクティッド・トイの製造元として知られるSphero(スフィロ)が新企業のMisty Roboticsを設立した。

Misty RoboticsはSpheroからスピンアウトする形で設立され、R2-D2のような親しみあふれるロボットを全ての家庭やオフィスに送り込むことをゴールとしている。同社の共同創業者を務めるのはSpheroのCTOだったIan Bernsteinと、連続起業家として知られるTim Enwall。Misty Roboticsは先日、1150万ドル(約13億円)のシリーズA資金調達を行ったことを発表。出資元としてはVenrockやFoundry Groupに加えSpheroも参加している。

Misty Roboticsは2つの点で他のロボット系スタートアップと差別化を果たそうとしている。1つ目は「様々なタスクをこなせるロボットを生み出す」という点だ。「ゴミを拾うロボットやプールを掃除するロボット、掃除機をかけるロボットなど、個別の作業を個々のロボットに任せるのは合理的ではない」とBernsteinは指摘する。

「人々の暮らしのパートナーとして、家庭向けのロボットは多様な作業をこなせるべきだ。我々が目標とするのは、かつて『宇宙家族ジェットソン』に登場した家事ロボットのロージーのように、料理も掃除もこなせるロボットだ」

Mistyは同社のロボットにプラットフォーム的機能を持たせ、外部のデベロッパーらに開放する。出資元のVenrockのパートナーのDavid Pakmanもこのアイデアに賛成だ。「Apple IIがこの世に登場した時の事を思い出して欲しい。アップルはApple IIをクリエイターたちが自由な発想でカスタマイズ可能な製品として送り出し、それにより支持を獲得した」

Mistyが2番目の売りとするのは、ロボットと人間のエンゲージメントの高さだ。「家庭用ロボットは人間が親しみを感じられるものでなければならない。怖がらせるような製品であってはならない」とEnwallは言う。

「Spheroはこれまで消費者が夢中になれる製品を世に送り出し、セールス的にも成功を収めてきた。Mistyが作るのはオモチャでは無いが、魅力的なオモチャを作るためのノウハウが求められる。合理的な価格で個性的で人間が親しみを感じられる製品、それがずっと使ってもらえるために必要な要素だ」と出資元のPakmanは言う。

Pakmanによると「まるでペットのように家族の一員に出来るロボットを生み出すことがMisty Roboticsのゴールだ」という。ロボットが個体によって、別の人格を持つことも想定できるという。「人々に愛されるロボットを世に送り出したい」とPakmanは述べた。

編集=上田裕資

 

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