ビジネス

2017.06.22 15:00

フード部門の強化狙うスターバックス、「健康的」なメニュー拡充へ


新鮮な食品を使ったメニューの提供という点で、スナップキッチンとの提携は競合との差別化を実現するものとなる。食事にそうした選択肢を望むミレニアル世代の消費者の多くを獲得できる可能性がある。

調査会社トレフィス(Trefis)の推計によれば、スターバックス直営店の客単価は今年、飲料のみの場合で平均6ドル(約666円)になると見込まれている。一方、食品・コーヒー豆・その他商品の購入では、約2.25ドル(約250円)と予想され、この金額は2023年まで上昇を続けると見られている。飲料に比べれば低い金額だが、同社が消費者の関心を引くメニューを提供すれば、食品分野での販売を拡大できる大きなチャンスがあることを意味している。

健康的な食品にこだわるスナップキッチンとの提携は、スターバックスにとって有益なものとなり得るだろう。新たなメニューが人気を得れば、向こう数年内にも目標を達成できるかもしれない。

編集=木内涼子

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事