そんな状況下で子供たちを釘付けにするネットフリックスの新ドラマが配信開始になった。6月20日、ネットフリックスは米国でインタラクティブ要素を加えた「Puss-in-Boots(長ぐつをはいたネコ)」の配信を開始した。
この番組は視聴者が好みに応じて物語の展開を選択可能なもの。ネコが森の中のどの道を進んでいくか、魔女に戦いを挑むか、もしくは彼女にキスをするかを選択出来る。これはかつてのRPG形式のドラマDVDのようにも思えるが、子供たちにとっては新鮮に映るだろう。迷宮の中を思いつくままに走り抜ける喜びは、現代の子供たちにもアピール可能なものと言える。
ネットフリックスは今回の「Puss in Book」を手始めに、インタラクティブ要素のあるドラマを追加していくという。今回の作品を見飽きた頃には、次回作「Buddy Thunderstruck」の配信が7月14日から予定されている。
それ以降の配信は発表されていないが、個人的には名作アニメの「ボルトロン」がこのフォーマットで復活することを期待したい。さらには「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー姉妹が監督を務めたSFシリーズ「センス8」も、このスタイルで上映するのに適していると考えられる。
子供たちに単純に受け身の姿勢でテレビ番組を視聴させるよりは、ネットフリックスのRPG形式のドラマは、クリエイティブな娯楽と言えそうだ。ウェブ上には既に「Puss in Book」の結末を明かすコンテンツも公開されているが、ネタバレを気にする人は慎重にサイトをチェックしたほうが良さそうだ。