フライドポテトの「残念な事実」が明らかに 早死にリスクが2倍に

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または、「ドミノ効果」によるものかもしれない。「フライドポテトの摂取量が多いことは、肥満や高血圧、糖尿病など、(心疾患の)主要なリスク要因でもあるその他の慢性病のリスクを高めることになり得る」との指摘もある。

一方、フライドポテトには化学物質のアクリルアミドが含まれている。ポテトチップスや揚げすぎ、焼きすぎで焦げた食品に多く含まれるものだ。動物実験で発がん性の疑いがあるとの結果が示されており、人体にも同様の影響があると考えられている。そのため米食品医薬品局(FDA)も英政府も、アクリルアミドの摂取量を控えるよう国民に呼び掛けている。

じゃがいもには、まだ分からないことが多い。健康に良くもあり、悪くもある。でんぷん質が多い高血糖食品であり、循環器・代謝疾患のリスクを高めるが、一方では食物繊維と水分、その他の栄養素も多く含んでいる。

何がフライドポテトのリスクをそれほどに高めているのか、この点に関する研究は継続中だ。今のところは、体に悪くてもたまには食べたい「時々のお楽しみ」にとどめておくのが賢明かもしれない。

編集=木内涼子

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