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I write about science, technology and the cultural ripples of both.

Aleksandra Suzi / shutterstock.com

その人が実際に病気だと聞く前でも、調子が悪そうだということは分かるものだ──そう思わないだろうか。それが単に私たちの「直感」ではないことが分かった。

それは、私たちに「近付くべきではない人」を知らせる脳の機能だということが確認された。私たちの体が持つ「病気警戒装置」のようなものだという。

米国科学アカデミー紀要(PNAS)の電子版に先ごろ発表された研究結果は、この装置がどのように機能しているかについての説明を試みたものだ。研究を主導したスウェーデン・ストックホルムにあるカロリンスカ研究所のチームは、被験者を2つのグループに分け、一方のグループに数時間にわたって免疫反応が起きる無害なバクテリアを注射した。

このバクテリアは明らかな病気の兆候は出さないものの、微熱や疲労感を引き起こすものだ。軽度の感染症の症状が、一定の時間に限って発現する。注射をした後、チームはこのグループの写真と動画を撮影したほか、においを調べるためのサンプルを採取した。

研究チームはさらに、健康な人たちのグループからも同様のサンプルを採取。これらとは別のグループの人たちにこれらを見てもらい、次の3つの質問への回答を求めた。

・写真と動画の中で、病気に見える人は?
・魅力的だと思う人は?
・会って話してみたいと思う人は?

被験者が回答している間、チームは彼らの脳の活動をfMRI(機能的磁気共鳴画像法)で調査した。

その結果、質問に答えた人たちの脳からは、病気の人を見た場合、その人たちから採取したにおいのサンプルを嗅いだ場合のどちらにおいても、視覚と嗅覚の双方にシグナリングが見られた。病気の人、避けるべき人を認識する多感覚統合的な脳の警報システムが作動していたのだ。3つの質問に対する回答も、脳信号が示す情報と一致しており、健康な人たちと「関わりたい」と思ったことが示された。

この機能が特定の病気(細菌感染やウイルス感染など)にのみ働くのかどうか、また視覚的なヒントがない場合に嗅覚がどの程度まで脳の反応を促すのかについては分かっていない。だが、避けるべき人を認識する私たちの「直観」の裏にある科学について、説明がなされたという点は興味深い。

編集 = 木内涼子

 

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