65位: シャー・ルク・カーン/3800万ドル(約42億円)
71位: サルマーン・カーン/3700万ドル
80位: アクシャイ・クマール/3550万ドル
3人全員がここ数年間「セレブリティ100」にランクインしている。今年の「セレブリティ100」の1位はラッパーの「ディディ」ことショーン・コムズで年収1億3000万ドル(約145億円)、2位はビヨンセで1億500万ドル、3位は作家のJ・K・ローリングで9500万ドルだった。
アジア出身のセレブで最も順位が高かったのがジャッキー・チェンで、4900万ドルで39位に入った。
トップ50に入ったセレブのほとんどがアメリカかイギリスの出身だ。例外は5位のサッカー選手クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)、14位のサッカー選手リオネル・メッシ(アルゼンチン)、23位のテニス選手ロジャー・フェデラー(スイス)、そして39位のジャッキー・チェンだけだった。
シャー・ルク・カーンは前年度、3300万ドルで86位に着けていたため、今年は21位も順位を上げたことになる。アクシャイ・クマールは3150万ドルで94位に着けていたため、今年は14位のランクアップだった。
2015年のランキングで最も順位の高かったインド人は、俳優のアミターブ・バッチャンとサルマーン・カーンで、それぞれ3350万ドルを稼いで71位と72位に入った。アクシャイ・クマールが3250万ドルで76位、クリケット選手のマヘンドラ・シン・ドーニが3100万ドルで82位だった。
シャー・ルク・カーンの収入源は、俳優業のほか本人が立ち上げた制作会社Red Chillies Entertainmentのプロデュース料、司会業、スポンサー契約、ライブステージツアー、所有するクリケットチームなど多岐にわたる。カーンは年に2~3本の映画やCMにも出演し、広告や道路わきのビルボードなどにも多数起用されているため「つきまとって離れないセレブ」と冗談交じりに呼ばれている。ファンの数は10億人を超えていると見られ、熱狂的なファンも多い。
2018年度のランキングには同じくインド映画の大スターのアーミル・カーンも初めてランクインするだろう。映画「Dangal」の興行収入がインド映画史上1位となり、この映画から得られる収入だけでも4000万ドル(約44億円)を超えるとされているため、来年はインド人の中でトップとなる見込みだ。