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世界37カ国、700万人が愛読する経済誌の日本版

photograph by Masahiro Okamura, styling by Hiroshi Morioka

ファッションディレクターの森岡 弘とベテラン編集者の小暮昌弘の対談連載「紳士淑女の嗜み」。その特別編は「世界と闘う日本ブランド」をテーマにお届けする。

「日本製だからよいのではなく、世界から見て本当に価値がある製品しか生き残れない」(小暮)という今、ジャパンプロダクトがあるべき姿とは─。最後はベストセラーのパンツをピックアップ。


森岡 弘(以下、森岡):ビジネスにおける着こなしのセンスって、カッコいいだけでは通用しません。配慮のあるセンスが重要。それも含めてのセンスなんです。

小暮昌弘(以下、小暮):社会性をもったファッションセンスですね。それって、メイド・イン・ジャパンのモノづくりでも重要なポイントでは。

森岡:このパンツ、実は日本を代表するスーツメーカーの「ニューヨーカー」の隠れたベストセラーなんですよ。

小暮:「フレキシーパンツ」と命名されています。

森岡:生地にストレッチ性などの機能性が備わり、ウエスト裏にゴムを配したウエストアジャスト仕様で、立つ、座るといった動作がしやすいんです。ゴルフで、芝にボールを置くときでもストレスを感じません。

小暮:さすが飛ばし屋の森岡さん。芝の上でも履いてますね。ウエストが伸びるのは、座り仕事などが多いビジネスマンにはいいですね。2005年に開発されたデザインで、しかも外側からは普通に見える。こういうのが日本らしいデザインと仕立て。森岡さんがいつも仰る「配慮」を感じます。

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内側にアジャスト向けのゴムを装備。外側からはまったくゴムは見えない。2005年から販売。

森岡:私がはいた感じではウエストは完全にワンサイズ上まで伸びる感じ。しかもシルエットもきれい。股上が浅めで、膝下から細めにテーパード。確かウエスト79cmで裾幅は19cm。欧米のパンツにも絶対負けません!

小暮:生地は「東レ」の「エバレット」。ポリエステル100%の日本製。吸水速乾性に優れ、防シワがあり、汚れも落ちやすい。こういう日本の最先端の素材をいかにファッションアイテムに落とし込んでいくか。そういうのも日本のものづくりでは考えていってほしいですね。

森岡:才色兼備なパンツだと断言できます。


森岡 弘(左)◎『メンズクラブ』にてファッションエディターの修業を積んだ後、1996年に独立。株式会社グローブを設立し、広告、雑誌、タレント、文化人、政治家、実業家などのスタイリングを行う。ファッションを中心に活躍の場を広げ現在に至る。

小暮昌弘(右)◎1957年生まれ。埼玉県出身。法政大学卒業。1982年、株式会社婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。83年から『メンズクラブ』編集部へ。2006年から07年まで『メンズクラブ』編集長。09年よりフリーランスの編集者に。

文=Forbes JAPAN編集部

 

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