世界1千万人の「女子向けPCゲーム」を生んだスウェーデン企業

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Star Stableはリリース以来、グラフィックをアップデートしたり、ゲーム内のワールドやアイテムを拡張するなど、絶えず改良を加えてきた。事業の前途は明るいように見えるが、Gunnarsonは、「この世界は予想しないことがよく起こる」と慎重な姿勢を崩さない。

子供のゲーム依存症が社会問題化する中、Gunnarsonらはゲーム開発者としての責任を重く感じているという。「我々の目標は、子供たちの親から感謝されることだ。子供たちに悪影響を与えるゲームを作ったら、この目標を達成することはできない。我々は、子供たちが依存症になることを防止するために、1〜3時間プレイしたらその日はもう新たなクエストを与えなかったり、1日当たりの消費金額の上限を定めるといった工夫をしている。また、プレーヤーとの関係性を崩さないために、〝購入″や〝アップグレード″といった文言の使用を避けている」

Gunnarsonは、Star Stableのことを「寛大な心を持ち、女の子たちを元気にする会社」と評する。Star Stableは、ユーザーを大切にし、長期的な価値の提供を重視している。

編集=上田裕資

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