仕事での「自滅」を避けるための5つの思考

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大量の仕事を抱え、大きな責任を負い、大勢の人が自分を頼りにしている──。これらが自分に該当する言葉だとしたら、あなたはそれを誇りに思うだろうか、それとも押しつぶされそうだと思うだろうか?

自分に与えられた役割によってエネルギーが湧いてくるか、圧力に負けてしまうか、その感じ方の違いを生むのはストレスだ。そして、ストレスは次に示す5つの考え方によって、あなたの力に変えることができる。力にできるかどうかは、あなたが自分の役割をどう考えるか次第だ。

1. 「自分の重要性」を再認識する

自分自身が重要な存在だと思えば、元気が出るし、自信もやる気もわき出てくる。だが、そう思うことは一方で、責任感の重さに耐えかね、圧倒され、自信をなくし、悔しさを感じさせることかもしれない。

あなたの行動は、他の人たちにとっても重要であることを忘れてはいけない。あなたが物事を順調に進めれば、他の皆も同じようにすることができる。自分の仕事が役に立つものであることを知っていれば、気の重さも紛れ、誰かに仕事を頼むことも楽になる。自分の価値も、より実感できるようになる。

2. 「皆が最善を尽くしている」と理解する

交通渋滞に「巻き込まれた」と思うとき、実際にはあなたも渋滞の一因だ。「ストレスが多い」と思うとき、実際にはあなたも、自分に重圧を感じさせる体制の一部だ。

ほとんどの場合、あなたが感じるそのストレスは、誰か特定の一人によってもたらされているわけではない。精神的な「交通路」において起きる渋滞は、通行する誰の責任によるものでもなく、交通システム全体の問題なのだ。

自分からも他の人たちからもより多くを望むなら、遅延も不満も、時にはただ起きてしまうものであり、解消されるのを待つ以外、どうすることもできないのだと理解する必要がある。
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編集=木内涼子

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