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お金とスポーツに関する記事を執筆。

(Photo by Michael Reaves/The Denver Post via Getty Images)

イチローが所属する米大リーグ「マーリンズ」のオーナー、ジェフリー・ローリアは球団経営の不振にあえぎ、13億ドル(約1440億円)でマーリンズの売却を画策中と伝えられている。ローリアが最後に望みを託す先は中国になりそうだ。

売却話のとりまとめ役として有望視されているのは、共和党重鎮のミット・ロムニーの息子タッグ・ロムニーがパートナーを務める投資会社のSolamere Capitalだ。同社は数ヶ月前から資金集めに動いており、関係筋によると中国からの出資話がまとまりそうだという。

中国人投資家はこのところ、スポーツチームや米国の不動産購入に旺盛な意欲を示しており、昨年は中国の家電量販大手がイタリアのサッカークラブ「インテル・ミラノ」の買収を発表。他にも中国企業によるサッカークラブ買収が相次いでいる。既にサッカーチームを所有するオーナーの少なくとも1名が、マーリンズの買収を検討中だという。

マーリンズの買収に関しては、一時有望視された元フロリダ州知事のジェブ・ブッシュと元ニューヨークヤンキーズの主将のデレク・ジーターのコンビが2週間前に、資金が用意できないため入札への参加をとりやめていた。その後、ロムニーらが巨額の買収費用を調達可能な唯一のグループとなっていた。

他にも買収に関心を示すチームは居るが、彼らが想定する金額は9億ドルから11億ドルだと見られている。筆者はこれらのメンバーの一人がキューバ系アメリカ人で、11億ドルのうち7億ドルを用意できる人物だと聞いている。この人物は買収後のチームへの投資として別途2億ドルを用意しており、チームの立て直しと今後のマーケティングに、その2億ドルを充てる計画だという。

マーリンズは1993年の創設で2002年に現在のオーナーであるジェフリー・ローリアが買収した。2003年にはワールドシリーズで優勝したが、2011年からは3年連続で最下位となった。経営不振のマーリンズが新たなTV放映権契約や球場のネーミングライツ売却で黒字化を果たせるかには疑問符も灯っている。

負債が積み上がる中で、関係筋によるとローリアはまだ1年程度なら持ちこたえる覚悟があるというが、時間が経つに連れチームの経営状態はさらに悪化していきそうだ。

編集=上田裕資

 

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