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2. エンゲージメントの強化策が成功

ウェイボーは、アルゴリズムによってユーザーの離脱防止に取り組んでいる。同社は、ユーザーのクリック履歴などを分析し、個々人の嗜好に合ったコンテンツを提案することでエンゲージメントを高め、アプリ滞在時間を伸ばす努力をしている。

3. 競合が居ない

3つ目の要因は、「グレートファイアウォール(Great Firewall)」と呼ばれる中国のネット規制だ。中国では、ツイッター以外にもユーチューブやインスタグラムが規制されているため、ツイッターのように多くの競合サービスの脅威に晒されていない。

「ツイッターは、インスタグラムとユーチューブからユーザーを奪われているが、中国ではこれらのプラットフォームは存在しない。ウェイボーは、1社でこれらのサービスを全て網羅できると考えている」とモーニングスターのアナリスト、Marie Sunは言う。

もちろん、ウェイボーにも強敵は存在する。それは、テンセントが提供する「WeChat(微信)」だ。多くの中国人がWeChatでニュースを読んだり、動画を視聴している。ウェイボーは、外部のコンテンツ制作者との提携を拡大したり、ライブストリーミングを強化することでWeChatに対抗している。

ウェイボーはまた、OPPOやVivoなどのスマホブランドと提携し、ウェイボーアプリを端末にプリインストールしている。OPPOとVivoは若年層ユーザーに人気が高く、ウェイボーとしてはこれらの層を囲い込むことが狙いだ。中国の光大証券によると、ウェイボーのアクティブユーザーの半数以上は、洛陽市や銀川市といった第3級、第4級都市に在住しているという。

他にも、ウェイボーがWeChatと大きく異なる点がある。それは、ユーザーがセレブのアカウントをフォローしたり、交流することができる点だ。「WeChatがよりパーソナルなツールなのに対し、ウェイボーはオープンなソーシャルメディアプラットフォームだ」とZhangは言う。

ウェイボーの成長余地はまだまだ大きい。中国のオンライン広告の市場規模が420億ドルであるのに対し、ウェイボーのシェアは2%に過ぎない。「広告主の多くは動画広告にシフトしており、ウェイボーの広告収入が今後も成長を続ける可能性は高い」とM Scienceのアナリスト、Henry Guoは指摘する。

編集=上田裕資

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