リチャード・ブランソンの4通の手紙 「過去と今の自分へ」 

ヴァージン・グループ、リチャード・ブランソン会長(Photo by Kristoffer Tripplaar/For The Washington Post via Getty Images)


50歳のリチャードへ

1. ビジネスを始めたのは、決して金を儲けるためではなく、人々の生活に前向きな変化をもたらしたかったからだろう。
2. 自分たちが住みたい世界をつくれるかどうかは、私たちにかかっている。各国政府と企業、そして個人が力を合わせれば、つくることができる。
3. 行動するための動機がもっと必要だと思うなら、子供たちのことを考えることだ。
4. 情熱がある人たちは、幸せな人たちだ。未来は情熱的で幸せで、自信に満ちた若きリーダーたちを求めている。現状を打破すること、自らの強い信念のために立ち上がることに前向きな若者たちだ。
5. 家族や友人と一緒に働けば、人生はもっと楽しくなる。
6. …他の人たちが難しいと思うことの中に機会を求め続けるなら…(未来はとても明るい)。
7. 何をするときも、どこへ行くときも、言動は意味のあるものでなくてはならない。それを忘れてはいけない。

65歳の自分へ

1. 人類は今、非常に多くの課題に直面している。だが、一方では起業家精神にあふれている。そして、全ての人と地球が繁栄する世界をつくるために、素晴らしい働きをしている。
2. 楽しい時間を持ち続けること、冒険を続けること、どの人の中にもその人の最善の部分を探し続けること。
3. 大きな夢を見続けること。心が命じるままに、「イエス」と言い続けること。
4. 目を大きく見開き、熱意を持って世界を見続けること。協力すれば、私たちは直面するいくつもの問題を超える大きな力を持てると信じること。
5. 「世界を変えられると本気で考えるほどどうかしている人たちこそ、世界を変えている」というスティーブ・ジョブズの言葉を常に心にとめておくこと。
6. 世界と関わり続けることが最も重要だ──学び、将来に目を向けるためにはいつでも、それが最善の方法だ。
7. まだスピードを落とすべきときではない。最良のときは、これから訪れる。

編集=木内涼子

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