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Dean Drobot / Shutterstock.com

モバイル業界のリサーチ企業MightySignalによると、スナップチャットは最近iOSとアンドロイドのアプリの双方にPayPalのSDKを組み込んだという。

MightySignalのCEOであるShane Weyは「これは非常に興味深い動きだ」と同社の公式ブログで述べた。6月5日にはアップルも開発者会議WWDCで、iOSのメッセンジャーアプリに個人間の支払い機能を追加することを発表した。スナップチャットは2014年の時点で類似した機能の「スナップキャッシュ」の実装をアナウンスしていたが、これまであまり目立った動きは無かった。

スナップチャットはさらに、アドテク企業のPlacedの買収も発表した。Placedはモバイル広告とオフラインの買い物をつなぐ役割を担っている。スナップチャットが今後どのような計画を持っているのかは定かではないが、MightySignalのWeyは次のように推測している。

一つ目はスナップチャットのサングラス型デバイスのスペクタクルズを用いた商品の購入だ。つまり、目の前の商品をその場で購入する仕組みを導入するとう動き。また、現状のスナップキャッシュの改善を行うという線もありだろう。

そして3つ目に挙げられるのが、商品の即時購入を促す新たな広告フォーマットの導入だ。「スナップチャットはアプリ内から商品を直接買える仕組みを導入するのかもしれない」とWeyは述べている。

「これはピンタレストの購入ボタンと同様な役割を果たし、広告主は広告から直接、購入を促すことができる。スナップチャットはここから大きな利益を生むかもしれない」

アナリストのメアリー・ミーカーは先日発表したインターネットレポート2017の中で、「今後は広告自体がストアの役割を果たすようになる」と述べた。スナップチャットの動きは非常に興味深いものと言える。

スナップチャット内の広告から消費を即座に購入させる仕組みの導入は、マネタイズ面で大きな変革を与えることになる。スナップの株価は現在、IPO当時から25%の下落となっているが、今後再び株価が上昇することも考えられる。

しかし、これはあくまでも推測に過ぎないとWeyは述べている。スナップ側からは現状で公式なアナウンスは無い。スナップチャットで現在用いられている決済システムは今も、ツイッターの創業者ジャック・ドーシーが開発したスクエアのままだ。

編集=上田裕資

 

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