この分野で最も優れた業績を残しているのは、どこのアクセラレーターなのか。それを突き止めるために発足したプロジェクトが、ライス大学やMIT、リッチモンド大学の研究者らが集まって結成したSeed Accelerator Rankings Project(SARP)と呼ばれる団体だ。
SARP は合計150チームに及ぶアクセラレーターを選考対象として、プログラムの質や卒業生の数、輩出した企業の資金調達額等の多角的視点から分析を加えた。リサーチを担当したライス大学教授のYael Hochbergは、「これが完璧なランキングとは言わないが、スタートアップ企業にとっては非常に意義深い指標が提供できた」と述べている。
今年で2回目となる本ランキングは、プラチナム、ゴールド、シルバー、ブロンズの4部門に分けて、優れたアクセラレーが選出された。最高ランキングと言えるプラチナムプラスカテゴリには、エンジェルパッドとYコンビネータの2つが選ばれた。
さらに、今年の新顔としては中国深センとサンフランシスコに拠点を持つハードウェアアクセラレーターのHAX や、バイオテクノロジーに特化したIndieBio、IoTに特化したR/GA、カリフォルニア大学バークレー校のSkyDeckプログラムが選ばれた。
2017年のアクセラレーターランキングの詳細は下記の通り。
プラチナムプラス部門:
エンジェルパッド、Yコンビネータ
プラチナム部門:
Alchemist、Amplify LA、 MuckerLab、 StartX、 Techstars、 U. Chicago New Venture Challenge
ゴールド部門:
500 Startups、 gener8tor、HAX、Healthbox、ndieBio、 Mass Challenge、 R/GA、 SkyDeck
シルバー部門:
Brandery、 Capital Innovators、 Dreamit、 Plug and Play、 Reach、 Yield Lab、 Zero to 510
ブロンズ部門:
Accelerprise、 AlphaLab、 FoodX、 Health Wildcatters、 Lighthouse Labs、 UpTech、 XLR8UH