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世界37カ国、700万人が愛読する経済誌の日本版

Monkey Business Images / Shutterstock.com

旅行中のトラブルの中で、航空会社に預けた荷物が出てこないロストバゲージほど悲惨なものはない。筆者の場合、冬でも温暖なカリフォルニアから真冬のワシントンDCに降り立った際、ロストバゲージに遭遇してひどい目にあった。

まるでビーチに出かけるような薄着の服装をしていた筆者は、防寒用のセーターや肌着をスーツケースの中に入れたままだったのだ。寒さと怒りで震えながら職員に文句と言うと、オンラインのクレーム申請フォームに記入するように求められた。30分ほどあちこちをクリックした結果、バカバカしくなって諦めてしまった。

しかし、話はそこで終わりではない。筆者は結局、当座しのぎの衣類を買うのに必要だった185ドルと、100ドルのクーポンを航空会社から取り立てることに成功したのだ。そこで役立ってくれたのがiPhoneの「Service」というアプリだ。

Serviceは航空会社へのクレーム申請を代行してくれるアプリ。飛行機の遅延やキャンセル、ロストバゲージといった様々なクレームのテンプレートが用意されており、ユーザーはそこから必要な項目を選択するだけでいい。申請に必要なドキュメントもアプリ内からアップでき、あっという間にクレームの申請が出来る。さらに、足りない情報があれば運営元から追加で質問が届く仕組みだ。

利用料金は「成果報酬」ベース

Serviceの利用料は成果報酬ベースで、航空会社から獲得した補償金の30%が運営元に徴収される。CEOのMichael Schneiderは「航空会社の職員に不満をぶちまけるのにうんざりした人向けにこのサービスを考案した」という。

「航空機のトラブルが旅を台無しにしてしまうことは多い。ミーティングをキャンセルしたり、子供のバスケの試合を見逃したり、商談の機会を逃してしまう人もいる。補償を求める人々の助けになるサービスを作りたかった」というのがサービス立ち上げの動機だという。また、利用者が特に多い航空会社としてはアメリカン航空やデルタ航空、ユナイテッド航空があげられるという。

補償を受け取るのは利用者の当然の権利だが、航空会社の苦情申請フォームは故意に複雑にされている場合も多く、そこをすり抜けるのは一苦労だ。その申請を彼らのような「クレームのプロ」に任せるのは、賢い選択と言えるかもしれない。

Serviceの利用にあたっては、まずメールボックスへのアクセス件を運営元に与える。すると、飛行機の遅延時間や関連する情報をメール履歴から自動的に抽出してくれる。少々気味が悪い気もするが、補償金をゲットするためには欠かせない手順だ。航空会社へのクレームを代行してくれるアプリとしては他にも「AirHelp」や「Refund.me」といったものが存在する。

旅のトラブルはなるべく避けたいものだが、万が一の時にはこういったサービスの利用も検討してみたい。

編集=上田裕資

 

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