ロナウドが首位に立つ以前は、ゴルフのタイガー・ウッズとボクシングのフロイド・メイウェザーが15年連続でトップの座を奪い合っていた。今年のウッズの順位は17位。一方のメイウェザーはここ1年間で試合に全く出場しておらず、ランキング外となった。
100人の合計年収は31億1000万ドル(約3400億円)に上り、昨年の31億1500万ドルからわずかに減少。スポンサー収入の総額も昨年比4%減の8億8700万ドル(約970億円)だった。
フォーブス・メディアのシニアエディター、カート・バーデンハウゼンは「チームスポーツ界では大口のテレビ契約が収入を引き上げており、今年ランキング入りを果たした選手の最低収入は過去最高となった。一方で、ペイトン・マニングやコービー・ブライアントといった著名選手数人の引退により、今年のスポンサー収入は減少した」と解説している。
今年のランキングには11競技の選手たちが入った。うち最も多かったのがバスケットで、ランク入りしたNBA選手は32人と、昨年の18人から増加。2番目に多かったのが野球の22人で、以降はアメリカンフットボールの15人、サッカーの9人が続いた。
出身国の数は21か国。トップは米国の63人で、バスケットボール・アメフト・野球での年俸増加が大きく貢献した。英国からは6人、ドミニカ共和国から5人、スペインから3人が入ったが、その他の国は2人以下にとどまった。
フォーブスはランキング作成にあたり、2016年6月1日からの1年間に現役で活躍した各選手の給与やボーナスなど合算。スポンサー収入に関しては、業界関係者への取材に基づき、広告契約料や出演料、ライセンス使用料を算定した。金額は税金とエージェント手数料が引かれる前のもので、投資収入は含まれていない。