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「バイオボット」共同創業者のダニー・カブレラ(左)とリッキー・ソロルザーノ(右、photography by David Yellen)

人体組織の3Dプリンティング市場は、まだ市場規模としては小さい。だが、人類の未来を変えるかもしれない。

ダニー・カブレラとリッキー・ソロルザーノはペンシルベニア大学在住時に、バイオ系スタートアップ「バイオボット」を立ち上げた。米フェデラルフィアにあるその本社には、製薬業界の未来を変えるであろう、3Dプリンターが所狭しと並んでいる。

この3Dプロンターは皮や骨、肺、耳など、人体の組織を作ることができる。もちろん、同じことができる3Dプリンターは他にもある。だが、同社の「バイオボット1」の価格はなんと1万ドル(約100万円)。競争他社の20分の1値段である。

今はまだニッチや市場に過ぎないが、市場調査会社「アキュレイ」の予測では、人体組織の複製は2025年には90億ドル相当のグローバルビジネスに成長する。製薬会社が、臨床試験の際に3Dプリンティングで作られた人体パーツを使う可能性があるからだ。

「バイボット1」はすでに100台以上を販売しており、売り上げは推定100万ドルに達する。一部の部品を除き、その多くを市販の部品で賄えることから、出荷までのスピードが早く、他社に差をつけている。

長所である簡易な作りが災いして、ライバル社に模倣される可能性もある。だが同社は、低価格のハードウェアと使いやすいソフトウェアを組み合わせることで優位性を保ちたいと考えている。

文=キャサリン・ディル 翻訳=フォーブスジャパン編集部

 

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