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アップルCEO ティム・クック (Photo by Stephen Lam/Getty Images)

アップルは6月5日から開発者会議のWWDCをカリフォルニア州サンノゼで開催する。そこでアップルはアマゾンエコーやグーグルホームをライバルに見据えた、スマートスピーカー製品を発表するとの報道が流れている。

ブルームバーグのMark GurmanとAlex Webb記者らの報告では、アップルのスマートスピーカーは既に製造工程に入っているという。早ければWWDCの場で発表となるが、発売は今年の年末予定だ。アップルのスマートスピーカーはSiriの音声アシスタント機能を搭載し、時刻や通知の設定、スマートホーム関連デバイスの操作、カレンダーの確認やアップルミュージックの再生などが行える。さらに、地図機能にも対応し、渋滞を避けて目的地に到着するための時刻を通知してくれるという。

Siri連動のスマートスピーカーはアップルのHomeKitプラットフォームとも連携し、さらにAirPlayのサポートも予測される。これにより音声で命令すればiOSデバイスのコンテンツをテレビに表示することも可能となる。ブルームバーグの報道では、“ヴァーチャル・サラウンド・サウンド”等の、アマゾンエコーやグーグルホームを上回るテクノロジーが投入される可能性もあるという。

さらにアップルは、スマートスピーカーに搭載されたセンサーが部屋の音響特性を把握し、自動的にベストな音質に調整する機能の投入も検討中だという。

Loup VenturesのパートナーのGene Munsterはブログの投稿で次のように述べた。「アップルTVがSiri機能を搭載し、デジタルアシスタントを家庭に導入する動きを進める中で、スマートスピーカーへのSiriの導入は自然な流れだ。デバイスの音声操作は今後のコンピューティングに欠かせないものになる」

過去数ヶ月に渡り、多くのアップル社員らが自宅で密かにこのデバイスのテストを行ってきたという。アップルのスマートスピーカーは、同社のワイヤレスヘッドフォンAirPodの製造元である台湾のInventecが製造するとの説が有力だ。

ここで気になるのは、グーグルやアマゾンが相次いでスマートスピーカーに新機能を盛り込んでいることだ。グーグルは先月、グーグルホームにボイスコール機能を導入。アマゾンもアマゾンエコーの新バージョンでEcho Showと呼ばれるタッチスクリーンを装備するとアナウンスした。しかし、ブルームバーグによるとアップルのスマートスピーカーの初期バージョンには、スクリーンは採用されないという。

アップルは2013年6月のWWDCでMac ProとMacBook Airを発表して以来、WWDCではハードウェアを発表してこなかった。しかし、今年のWWDCでアップルは新型のiPadやMacBook、MacBook Prosを発表すると報道されている。さらに、新バージョンのiOSやmacOS、watchOSやtvOS の発表も期待されている。

アップルの今年のWWDCは6月5日の午前10時(現地時間)から開催される。

編集=上田裕資

 

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