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ハードウェア及び半導体メーカーについて執筆

クアルコムのスティーブン・モレンコフCEO(Photo by Ethan Miller/Getty Images)

台北市で5月30日から開催された「COMPUTEX」の会場でHP、エイスース(ASUS)、レノボの3社は、クアルコムの最新モバイル向けプロセッサ「Snapdragon 835」を搭載したパソコンを開発中であることを明らかにした。

Snapdragon 835はギガビットクラスのLTE通信に対応しているが、それ自体は目新しいものではない。注目すべきは、これがインテルのx86アーキテクチャを使用しない、初めてのARM版ウィンドウズ10搭載のパソコンとなることだ。ソフトバンク傘下で英国に本拠を置くARMが開発したCPUのアーキテクチャは、モバイルデバイスの分野では独占的な位置を占めている。

クアルコムによると、開発中のパソコンは薄型でファンレスなデザインとなるといい、キーボードが取り外せる「2in1」タイプになると思われる。また、バッテリーは最新のスマホ並みの持続時間を実現したという。

「これまでのように重く、電力ケーブルや沢山のアクセサリーが付いたパソコンは今の消費者のニーズを捉えていない。ハードウェアメーカーは、“Snapdragon 835 Mobile PC Platform”を採用することにより、ウィンドウズ10のエコシステムと互換性があり、LTEで常時接続ができる次世代パソコンを開発することが可能になった」とクアルコムのクリスティアーノ・アモン(Cristiano Amon)上級副社長は述べている。

マイクロソフトは、昨年12月にARMベースのSoCである「クアルコム Snapdragon 835」で動作するフル機能のWindows 10を発表した。Snapdragon版Windows 10は、エミュレーターを利用してx86版のデスクトップアプリを実行することができる。

これまで、パソコン向けCPUではインテルが圧倒的なシェアを獲得してきたが、x86市場でAMDがハイエンドデスクトップCPUを発表するなど、最近では競争が激化している。これに対し、インテルは5月29日にデスクトップ用プロセッサで初となる18コアのCPUを発表した。

クアルコムがパソコン市場に参入した背景には、スマホ市場の成熟化に加え、最大の顧客であるアップルからロイヤルティの支払いを巡って訴訟を起こされていることがある。パソコン市場はスマホ市場以上に成熟しているが、クアルコムにとってはほぼ未踏の新規市場とも言える。

編集=上田裕資

 

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