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(Photo by Spencer Platt/Getty Images)

ラルフローレン(RL)は5月17日、退任したステファン・ラーソン前最高経営責任者(CEO)に代わり、米日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の幹部パトリス・ルーベを新CEOに迎えると発表した。

売上高が前年比で10%減少するなど苦境に立たされるRLは、何とか業績好転を実現させなければならない。その中で誰もが疑問に思うのが、長年にわたって消費財の分野に携わってきたルーベの経験が、ファッション・ビジネスにどう役立つのかということだ。

新CEOに求められることは何か、匿名を条件に取材に応じたRL幹部と関係者らに話を聞いた。

ラルフのビジョンを「今の」消費者に届ける

社内外の誰もが、ラルフ・ローレンという人を高く評価している。ブランドとしてのRLを偉大なものにしたのも、再び素晴らしいものにできるのも、彼のクリエイティブなビジョンだと考えらえている。

だが、素晴らしいデザインだけではもはや十分ではない。ブランドは「今の」消費者たちとその顧客経験を考慮しなければならない。小売部門の幹部は、「わが社にとっては、これが問題点だ」と指摘する。「現在の消費者といかに関わるべきかを理解する必要がある。過去の関わり方とは、大きく異なっている」

ターゲット層の意見を聞く

同社はこれまで向き合ってきた顧客層だけに視点を向け続け、次の世代の消費者といかに関わるべきかを学んでこなかったという。「テクノロジーの重要性は今後、ますます高まっていくだろう。そして、あらゆるタッチポイントにおける顧客体験も同様だ」

「協調」の文化を創造する

ファッションのような創造的ものを扱う企業には、デザインやマーケティング、小売など社内の異なる部門間、あるいは社外との交流が必要だ。だが、RLの文化は必ずしも、そうした自由な交流を奨励してこなかった。

前出とは別の幹部は、「偉大な企業は、顧客の声に加え、従業員たちの話にも耳を傾ける。(会社にとっての)答えは、その中から見つかるのだ」と話す。

編集=木内涼子

 

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