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2017.05.25

アリアナ・グランデ、ツアー続行に黄信号 8月には日本公演も

アリアナ・グランデ (Photo by Kevin Mazur/Getty Images for Live Nation)

5月22日、英マンチェスターの会場で発生した自爆テロの発生を受け、アリアナ・グランデはツアーの続行を中止したと一部で伝えられた。しかし、関係筋は5月23日時点で「正式な決定はなされていない」と述べていた。

だが、これに関しては迅速な判断が必要だった。グランデの次回の公演はロンドンのO2アリーナで5月25日に予定されていた。(その後、ロンドン公演は中止が決定した)

犯人はコンサート終了直後の10時半頃、会場と最寄り駅を接続するコンコース内で犯行を行った。死者は22名に及び、犠牲者の中には8歳の子供も含まれている。

今回のツアーはロンドン公演の後、6月17日まで欧州を回り、6月29日からはブラジル等の南米諸国に移動。さらに、8月には日本を含むアジア各国での公演が予定されている。

しかし、ツアーの運営元は5月24日のアナウンスで6月7日までの公演を全てキャンセルすると発表した。これにより、ベルギーやポーランド、ドイツでの公演が中止になる。

今回のテロによりグランデに怪我は無かったが、彼女は次のようにツイートした。「こんな事態になってしまい、心の底から悲しい気持ちだ。言葉も浮かばない」

グランデのツアーの運営元は6月中旬以降のツアーを続行するかどうか、正式な発表を行っていない。グランデの公式サイトもしばらく更新されない状態が続いていたが02アリーナは下記のような声明を発表した。

「マンチェスターで起きた悲惨な事件に我々も非常にショックを受け、深い悲しみに暮れている。犠牲者やその家族らにお悔やみを申し上げたい。アリアナ・グランデのツアーの運営元とは連絡をとっており、今後のスケジュールに関しては発表があり次第お伝えしたい」

今回の爆破テロは英国で、2005年にロンドンで52名が亡くなった同時テロ以来で最大の死者数を記録した。

編集=上田裕資

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