SXSWが欧州進出 9月にドイツでスピンオフ版を開催へ

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音楽とテクノロジーの祭典として知られるSXSW(サウス・バイ・サウス・ウエスト)が名前を変えて、ドイツに乗り込むことになった。SXSWはそのスピンオフ的位置づけのカンファレンス「me Convention」を、ドイツのフランクフルトで9月15〜17日に開催するとアナウンスした。

このイベントは「テクノロジーとデザイン、クリエイティブ業界を団結させ、国際交流とビジネスの活性化をもたらすことをゴールとする」という。現時点では登壇者やイベントの詳細は明かされていないが、3日間に渡るワークショップや講演、インタラクティブな催しや夜間のイベントが、“フェスティバル的なムード”のもとで開催されるという。

SXSWの運営チームは今回のカンファレンスの開催に向けて、新たなコンセプトを提示することを課題としている。SXSWは長年に渡り世界中からつめかけるオーディエンスを魅了してきたが、欧州進出にあたり「me Convention」と名乗ったことから、本家とはまた違った個性をこのイベントに与えようとする意思が伺える。

元々は音楽業界のイベントだったサウス・バイ・サウスウエストは近年、テクノロジー業界や映画業界、ゲームやコメディまで網羅する規模に拡大した。運営元のSXSW 社は今回のme Conventionを「我々のプラットフォームの欧州進出の第一弾」としており、今後さらなる海外展開もあるのかもしれない。

me Conventionのスポンサーはメルセデス・ベンツが務めることが決定済みで、資金面での心配は無さそうだ。登壇者やイベントの詳細は発表待ちだが、チケットは既に300ユーロで販売が開始された。

編集=上田裕資

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