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消費経済:小売業とそれを改革する人々について執筆

Photo by John Lamparski / gettyimages

ケンドラ・スコットがジュエリービジネスを始めたのは2002年のこと。当時27歳の彼女は19歳で始めた帽子店の経営に失敗し、テキサス州オースティンの店を畳んだばかりだった。

しかし、帽子が売れない一方で彼女の手作りのイヤリングやネックレスはよく売れていた。「私はジェムストーンのジュエリーが好きだったけれど、当時は気軽に買えるアイテムが無かった」と現在43歳のスコットは話す。

「どこの店も同じような石しか置いてなかった。この業界にはチャンスがあると思った」

自宅の片隅で始めたスコットの事業は15年間でテキサスを中心にカリフォルニアやフロリダに60店舗を持つまでに成長し、今や従業員は2000名を突破。昨年の売上は推定1億6000万ドルに達した。

彼女の名を冠したジュエリーショップ「ケンドラ・スコット」のアイテムの人気を支えるのは各店舗に設置されたカラー・バーと呼ばれる空間だ。そこで顧客らは自分だけのジュエリーをカスタマイズし、好みのスタイルに組み合わせることが出来る。

アイテムはわずか数分で出来上がり値段も手頃だ。最も売れ筋の、パープルの翡翠(ヒスイ)の周囲をローズゴールドのプレートで囲ったドロップイヤリングは65ドルで売られている。

2016年12月、ボストンの投資ファンドBerkshire Partnersがケンドラ・スコットの株式を取得した。関係筋によると評価額は10億ドルにのぼったという。これによりスコットの資産額は5億ドル(約560億円)に達し、先日発表されたフォーブスの「一代で富を築いた米国の女性富豪ランキング」で36位にランクインした。

ジュエリー業界からはスコットの他に「アレックス&アニ」創業者のキャロライン・ラファエリアンがランクインした。

調達した資金をもとにケンドラ・スコットは今後、米国の北東部にも店舗を拡大していく。写真フレームやジュエリーボックスなどの新たなアイテムも発表し、ローズクオーツやホワイトパールなどのジュエリーをイメージした、一本16ドルのマニキュアの販売も開始した。

最初の店を始めた頃は、こんな日が来るとは夢にも思わなかった。「借金を抱えて、身の回りの全てを担保に入れていた。辛い時もあった。でも、信じられないほどの成功を成し遂げた」とスコットは語った。

編集=上田裕資

 

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