英ヘンリー王子、婚約間近とみる理由

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英国のヘンリー王子(32)と交際中の米女優メーガン・マークル(35)の婚約が近く正式に発表されるのではないかとの見方が強まっている。

ヘンリー王子は先ごろ、英バークシャー州アスコットで開催されたポロの国際的なチャリティーイベント「アウディ・ポロ・チャレンジ」にマークルを伴って参加。会場の駐車場でキスを交わす2人の写真が報じられた。

マークルとヘンリー王子が公式なイベントにカップルとして姿を見せるのは、初めてのことだった。つまり、こうした行動がどのような反応を引き起こすかは、二人とも理解していたはずだ。そう考えるのは、強引な憶測とは言えないだろう。2日間にわたって行われた試合の間、マークルが貴賓席で王子の親しい友人たちと話す様子も見られた。

英テレグラフ紙は、公式な発表はないが「(こうした写真が撮られることは、)婚約に一歩近づいたことを示唆している」と報じた。

このイベントは、ヘンリー王子が支援する慈善団体「センテバレ(Sentebale)」と「ウェルチャイルド(WellChild)」のための資金集めを目的としたもので、王子は兄のウィリアム王子(34)とともに、毎年参加している。ウィリアム王子の妻キャサリン妃と、王子たちの母である故ダイアナ妃も、結婚前にポロの試合を観戦する姿が捉えられていた。

マークルの力が大きい?

ヘンリー王子とマークルの交際に対し、メディアは高い関心を向けている。そうした中で、それほど多くの障害もなく公的・私的な面のバランスを取りながら交際を継続することができているのは、驚くべきことだ。これについて王室担当記者などの多くは、マークルの努力が大きいと見ている。

ヘンリー王子は最近になって、母親の死とそれが自身にもたらした計り知れない影響について率直に話し、さらに成長した大人としての態度を見せたが、マークルはこうした点についても、王子に影響を与えていると評価されている。

一方、公の場でのキスと同様に婚約発表が近いとみる理由に挙げられるのは、マークルが出演している米ドラマ「SUITS/スーツ」の今シーズンの撮影終了後、二人がアフリカへの旅行を計画中だと伝えられていることだ。

ウィリアム王子は2010年、アフリカへの旅行中にキャサリン妃にプロポーズしていることから、ヘンリー王子もまた、旅行中にマークルに結婚を申し込むのではと見られている。さらに、ヘンリー王子とマークルはいずれも慈善活動に力を入れてきており、心情的にアフリカとのつながりが深いといえる。

また、同様に婚約が近いとの推測につながっているのは、今月下旬に予定されているキャサリン妃の妹ピッパ・ミドルトンとヘッジファンドを運営する富豪ジェ―ムズ・マシューズの結婚式に、マークルが招待されたということだ。

ピッパは当初、マークルを招くことに後ろ向きだった。バークシャー州の教区教会で行う結婚式の招待客の数を抑えるため、招いた人たちに交際相手を同伴しないことを要請、「no ring no bring(指輪をしていない人は同伴を認めない、つまり配偶者・婚約者のみ同伴できる)」とのルールを作っていた。

だが、それでもマークルについてだけは、例外を認めることにしたという。この結婚式は、ヘンリー王子とマークルがカップルとして一緒に姿を見せる場として、大きな注目を集めるはずだ。

編集=木内涼子

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