ルーティンワークを減らし本業に専念する
データのマニュアル入力や、紙の書類を回覧する承認プロセスは論外。非創造的なペーパーワークはどんどん自動化し、クリエイティブなことに頭を使って生産性をアップ。
1. Wave:入金状況を追跡し自動で催促
経理業務を自動化する会計・帳簿サービス。請求書の自動発行、支払いリマインド通知、入金のステータス確認などができ、帳簿との同期も可能。
2. Sansan:連絡先の共有を手入力なしで
法人向け名刺管理サービス。スキャンした名刺情報をテキスト化しクラウド上に保管。手入力不要で連絡先などをデジタル化し、共有・閲覧も可能。
ー利用者の声
名刺情報を社内で共有できるほか、顧客関係管理(CRM)や案件管理、メール配信などのマーケティングにも活用できる機能があり、導入社数は5,500社を超える(2017年1月現在)。タブレット端末にも対応している。セールスフォースや日本郵政グループの「B2B LoveLetter」、日本マイクロソフトの「Dynamics CRM」など、他社との連携サービスも拡大している。
3. HelloSign:自動回覧で「承認待ち」を減らす
契約書の電子署名サービス。複数名の承認が必要な書類も20名まで回覧が可能。全員分が揃ったところで契約書の写しが関係者に自動的送信される。
国、時差、言語を乗り越える
グローバルなやりとりの障壁になるのが、言語と時間の壁。自動検出機能付き翻訳サービスや、メールの自動送信設定など、リアルタイムなやりとりに近づけるツールを紹介。
1. Boomerang:時間を気にせずメールを自動送信
あらかじめ設定した時間にメールを自動送信するサービス。送信先からの返信が来ていない場合に、送り手にフォローを促すリマインド機能がついている。
2. PayPal:口座がわからなくても即送金
オンライン代行決済サービス。クレジットカード番号や口座番号などの情報を振込先に知らせる必要がないため、制度が異なる地域でも簡単に送金可能。
3. MotionPoint:国外向けサイトを他言語へ自動翻訳
自動翻訳ツール。自社のウェブサイト上に情報の追記や削除があった際に変更情報を自動で検出し、該当箇所に対して他言語の翻訳文を割り当てる。
突然のピンチに備える
モバイルデバイスを無くしてしまった。自宅作業をしようとしたら、会社のパソコンにデータを置き忘れてしまった……。そんな時に役に立つのが遠隔操作サービスだ。
1. Prey:ロックと位置情報で情報を守る
デバイスの盗難・紛失対策アプリ。遠隔操作でスマホ、ラップトップ、タブレットなどのロックやアラーム機能を起動でき、GPS情報で所有者に所在を通知。
2. LogMeIn:デスクトップへの置き忘れに対応
離れた場所にあるパソコンを遠隔操作できるサービス。ファイルやデータを持ち出し忘れても、外出先から編集やプリントアウトができる。
ー利用者の声
自宅や職場のPCなどのデバイスにあらかじめインストールしておくことで、複数のデバイスからローカル上に保存したファイルの共同作業などを行うことができるリモートアクセスツール。遠隔操作業は、ブラウザ上で行う。技術者が遠隔操作でデバイスのトラブルに対応してくれる、Rescueというリモートサポートサービスも提供している。
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