超一流企業が面接で聞く難問奇問、合格点を取る方法

Andrey_Popov / shutterstock.com

グーグルに就職したい? その気持ちは、同社に応募する年間300万人の志望者も同じだ。グーグルの2014年の内定率はたったの0.2%で、米国の名門大学群「アイビーリーグ」に入るどの大学の合格率よりも低かった。

グーグルは、特に大学新卒者にとって今日最も人気のある就職先の一つだ。国際コンサルティング会社ユニバーサムが実施した調査によると、昨今の学生たちは専攻分野にかかわらず、グーグルやアップル、フェイスブック、スペースX、ウォルト・ディズニー・カンパニーに就職することを夢見ている。

こうした人気企業は面接で難解な質問を投げかけることで知られており、採用されるためにはまずこれをクリアする必要がある。ここではそうした難問の一部と、解答方法を紹介しよう。

「あなたは大きな岩を積んだボートに乗っています。その岩を湖の中に落とすと、湖の水位はどう変わるでしょうか?」(アップル、機械設計エンジニア職)

面接における全ての質問に正答と誤答があると考えているのであれば、それは考え直そう。この質問をする採用マネジャーにとって重要なのは実際の答えではない。キャリアチェンジコーチのマギー・ミスタルは「自分がどんな人物なのかを整理することが大事なのであって、指示に従ったり、正しい5文で答えを述べたりしてほしいわけではない」と話す。

「採用担当者はあなたがどう情報を処理するか、どれくらい論理的か、どのように問題を分析するかを見ている」。そのため大学入試のように教科書通りの答えを出そうと苦しむよりも、思いついたことを声に出すことをミスタルは勧める。場面を設定し、影響する全要素を述べ、状況を説明していく。答えの成否を分けるのは、あなたがどうやって最終的な答えを出すか、なのだ。

「フェイスブックでは、誕生日を祝う投稿が1日に何件あると思いますか?」(フェイスブック、セールスオペレーション職)

この質問をする採用担当者は数字を当ててほしいと思っているわけではない。答えは単に「インターネットで調べる」かもしれない。そこが課題の一部でもある。
次ページ > カギは体験談の共有

編集=遠藤宗生

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事