超一流企業が面接で聞く難問奇問、合格点を取る方法

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科学的な質問への回答で他と差をつけたいならば「過去に問題を解決しなければいけなかった状況や個人的な話を共有する」べきだという。自身の専門性を示し、それを個人的な目線から語ることで、採用担当者が判断を下すときに傑出した存在になれる。

「ロサンゼルス郡には消火栓がいくつあるでしょうか?」(ディズニー・インタラクティブ・スタジオ、ソフトウェアエンジニア職)

ディズニーは、ロサンゼルスに消火栓がいくつあるかなどに興味はない。本当に知りたいのは、あなたがどれほど世間を知っているか、だ。面接者が暗に聞いているのは「外部の視点にどれくらい触れていますか? このような問題を考え抜くことができますか? 自分の大学の小さな世界に閉じこもっていませんか?」という質問だ。

「ロサンゼルスを訪れたことがない人は全く想像がつかないかもしれないが、この問題を論理的に考えられないわけではない」とミスタルは語る。例えば「飛行機で到着した時、ロサンゼルスは非常に広大な街に見えたのを覚えています」と語りだして、そこから話を発展させてもいい。

面接官はあなたに消火栓の数をぴったり当ててもいたいわけではないため、この機会を使い、自分の経験や独創的な視点が企業に何を提供できるかを共有しよう。


ここに挙げた魅力的な企業からの内定が本当に欲しいのであれば、面接の準備を絶対に怠らないことが重要だと、ミスタルは助言する。「グーグルから面接の機会をもらったら、面接の場で初めてこうした質問を聞くことがないように。質問に驚いてしまうと、採用担当者に準備不足を見抜かれ、もしかしたらこの職をそこまで望んでいないのかもしれないと思われてしまう」

最も大事なのは、全ての質問にできる限り誠実に答えることだ。「あなたにふさわしい会社は雇ってくれるし、合わない会社は雇わない。正直であることは、最高のセールストークにも勝る」

編集=遠藤宗生

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