超一流企業が面接で聞く難問奇問、合格点を取る方法

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「思考プロセスと自分なりの解決方法を共有すること。結果が重要なわけではないので、すぐに答えに飛びつかない」とミスタル。答える際には、この質問はクリティカルシンキング(批判的思考)のスキル以上のものを測ろうとしていることを心に留めておくこと。

「これは適性を測る質問。きちんとした思考ができるか、変化球を投げられても大丈夫かどうかを見たいと思っている。そのような楽しくイノベーティブな雰囲気を作り出したいからだ」。この手のクイズを解くのが楽しめない人は、採用されない可能性が高い。

「特定の地域で最も優秀なJava開発者5人を探すためにはどうしますか?」(グーグル、技術系リクルーター職)

このグーグルの質問は、あなたが求められる仕事を実際にこなせるかを見ており、記憶に残る回答をするためには話の語り方が鍵だ。「自分自身についての話を共有すると、面接者の記憶に残り、適性が判断できる」とミスタル。

この種のタスクをインターンシップや仕事でこなした経験があれば、それを共有する。もしなければ、似たような状況について話す。「違う分野でも、同じ思考プロセスや体系的な分析を使った体験談を共有すれば大丈夫。以前解決したことがあるので、こうした問題が生じる状況にも対応できることを示せる」

関連スキルや、自分が学んだことを話の中に盛り込むように注意しよう。面接者はすでにあなたの履歴書を持っているかもしれないが、箇条書きにしたことに命を吹き込むチャンスだ。

「円筒圧力容器の中で周方向応力が長手方向応力の2倍であることを証明してください」(スペースX、テスト・オペレーション・エンジニア職)

非常に技術的なこの質問には、論理を使えばかなり回答できるものの、それだけでは不十分であることがまさにポイントだ。成績はオールAで、輝かしいインターンシップ経験があっても、その知識を応用できるだろうか?

「こうしたタイプの質問は、この職に就いたら実際どういうことをするのかを見せるのが狙い。面接でこれを聞かれるのが嫌であれば、職に就いても好きにはなれない」とミスタルは語る。
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編集=遠藤宗生

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