「一夜限りの関係」に潜む長期的リスク、米市民の3割が直面

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注目すべき点といえるのは、大学院に進学したかどうかで、この点に関する考え方に大きな違いが見られたことだ。「修士以上の課程に進学」した人の90%が、一晩限りの性的関係を「絶対に浮気」と答えた一方、「学士課程を修了」した人と「大学に進学しなかった・中退した」人のうち、同様に答えた人の割合はそれぞれ、74%、70%だった。

こうした一連の結果が示すのは、どういうことだろうか。回答者の3割近くは悪い人たち、あるいはその他の7割は考えが堅すぎ、ということなのだろうか?──どう受け止めるかは、私たちの考え方しだいだ。

長期的に考えるべき問題

ただし、一夜限りの性的な関係は、公衆衛生上の問題だ。米疾病対策センター(CDC)によれば、米国では性感染症(STD)であるクラミジアと淋菌、梅毒の患者が増加している。さらに、特定の集団においては患者の急増が報告されている。世界の中でも、米国はSTD感染者が多い国だといえる。

あなたが「一夜限りなら浮気ではない」と考えているなら、パートナーにはできるだけ早く、そのことを伝えた方がいい。その考えを受け入れるか、あなたと別れることを選ぶかは相手しだいだが、いずれにしても長期的に考えれば、あなたのその考えを共有しておくことは、お互いにとって良いことだ。正直に伝えておかないことはパートナーだけでなく、その他の多く人たちを危険にさらすことになる。

編集 = 木内涼子

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