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2017.05.10

トランプ大統領の「食の好み」が政策を左右? 子どもの健康に影響も

ソニー・パーデュー農務長官とドナルド・トランプ大統領(Photo by Olivier Douliery-Pool/Getty Images)


例えば、マクドナルドのハンバーガーやフライドポテト、バケット入りのKFCのフライドチキン、「シーズ・キャンディーズ」のチョコレート、ミートローフ(減量手術を受けたニュージャージー州のクリス・クリスティ知事に同じメニューを注文させたことを同知事が告白)などだ。

さらに、トランプとパーデューには共通点がある。トランプはダイエットコーラの愛飲家だ(アルコールは飲まない)。そして、コカ・コーラの本社があるジョージア州の知事だったパーデューは、同社と深いつながりがある。

パーデューは同州の知事だった2005年、活動的な生活と健康的な食事、禁煙によって慢性病を予防することを目指す「リブ・ヘルシー・ジョージア・イニシアチブ」を開始した。だが、任期中にはコカ・コーラを称賛することも多く、2010年には州内の学校に対し、ダイエットに重点を置くことなく子どもの肥満に対応するための体育プログラムの導入を命じた。

米国非営利団体、憂慮する科学者同盟は、(このイニシアチブは)まさにコカ・コーラの主張に沿ったものだと指摘。パーデューには14人の孫がいるが、同社を支持することは孫たちのためにも、米国のどの子どもたちのためにも、正しい行動ではないと批判している。

編集=木内涼子

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