テクノロジー

2017.05.09 15:00

使ってる? 「思いつき」をイノベーションにつなぐ10のツール

アイデアを視覚化するマインドマッピングをオンラインでできるMindMeister。頭の中を「見える化」して整理するマインドマッピングの手法がペーパーレスで。

アイデアは、チームと共有することで磨かれる。記録、整理、共有のプロセスを一元化すれば、余計なリサーチや資料探しに時間を取られることも減り、クリエイティブな仕事に集中できる。「思いつき」をいかにイノベーションにつなげるのか──。便利なツール10選を利用者の声とともに紹介する。

1. Milanote/テキストも画像も1カ所にメモ
画像やテキストノート、リンクなどをホワイトボードのような画面上に自由に配置できる「右脳型」オンラインノート。レイアウトを工夫することで、視覚的に情報を整理しながら記録を取ることができる。

2. Post-it Plus/壁に貼ったポストイットをデジタル化
ポストイットのデータ化アプリ。ブレインストーミングなどで貼ったポストイットを、貼ったまま撮影して読み込む。データ化後に並べ替えや整理が可能。

─利用者の声
ブレインストーミーングや社内ワークショップなどで、付箋を壁に貼りながら議論する機会などに活用している。記録を残す際に、テキスト化する手間が省けるのが良い。付箋を一枚一枚認識し、独立したパーツとして読み込むため、取り込んだ後に自在に編集をすることができる。PDFだけではなく、パワーポイントなどの形式にも対応している。(藤井幹大・ザッパラスデザイナー)

3. Evernote/テキストも音声も1カ所に保存
オンラインノートの草分け。デバイスを問わずメモをクラウド上に一元管理する。音声入力機能と連携させ、ボイスメモを文章化して保存もできる。

4. MindMeister/オンラインでブレインストーミング
アイデアを視覚化するマインドマッピングをオンラインでできるサービス。クラウド上に同期しながら複数のアカウントで共同作業ができ、離れた場所にいるメンバーとのブレインストーミングに使える。変更履歴も残る仕様。

5. JIRA Confluence/メンバーの経験と知識を集約
社内Wiki用ナレッジ管理ツール。業務の成果やプロセスなどの各々の知識を集約する。同じくアトラシアンが提供しているJIRAとの連携に優れている。

6. Bear/余分な機能を排除したノート
「書いて保存」することに特化した、新興オンラインノートアプリ。シンプルな構造が特徴で、マークダウン記法にも対応している。

─利用者の声
Evernoteが値上げしたことで、代替を求める声が上がってきたタイミングで出てきたアプリケーション。シンプルな作りが特徴。他のノートにあるような文字認識などの機能は付いていないが、テキストを書いて保存し、ファイル管理するというシンプルな機能を求める人にとっては使い勝手がよい。書式をテキスト化するマークダウン方式に対応している(藤井)。
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文=フォーブス ジャパン編集部

この記事は 「Forbes JAPAN No.34 2017年5月号(2017/03/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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