米国のインターンシップ報酬ランキング フェイスブックが月給90万円で首位

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夏が近づく中、米国の大学生の多くが考えることが、インターンシップへの参加だ。米キャリア情報サイトのグラスドアは、米国で報酬の高いインターンシップ25社のランキングを発表した。

ランキングは同サイトのユーザーが過去1年間に提供した報酬額のデータに基づいており、寄せられた給与情報が25件以上の企業のみが含まれている。月給中央値が同じ企業が複数あった場合は、寄せられた情報の件数が多い企業を上位とした。

首位に立ったのはフェイスブックだ。報酬中央値は8000ドル(約90万円)で、2位に1000ドル近くの差をつけている。あるインターンはグラスドアのレビューで、「面白いプロジェクト」「素晴らしい給与と手当」を評価。一方で、手当が充実しているがゆえに会社に借りがあるように感じ、長時間労働をしてしまう危険があるとコメントしている。

2位はマイクロソフトの月額7100ドル。あるグラスドアユーザーは昨年12月の投稿で、同社では改革が進められており、働くのに適した時期だとしながらも、インターンとして経験できることはメンターによって大きく異なるとしている。私の経験では、これは大半のインターンシップで言えることで、インターンの仕事が楽しめるかどうかはマネジャーに大きく左右される。他にも複数のユーザーがマイクロソフトのインターンシップを称賛している。

3位にはエクソンモービルが入った。トップ10の中では唯一の非テック系企業だ。月給の中央値は6507ドル。同社ウェブサイトによるとエクソンモービルは秋にインターンの一括採用を行うが、財務や技術職の学生インターン枠はまだいくつか残っている。同社のインターンシップに参加したあるユーザーは、勤務環境は刺激的だが勤務時間が長いと書いている。

以下は、グラスドアがまとめた米インターンシップ報酬ランキングに入った企業25社の全リスト。(金額は月給の中央値)

1位 フェイスブック 8000ドル
2位 マイクロソフト 7100ドル
3位 エクソンモービル 6507ドル
4位 セールスフォース 6450ドル
5位 アマゾン 6400ドル
6位 アップル 6400ドル
7位 ブルームバーグ 6400ドル
8位 イェルプ 6400ドル
9位 ヤフー 6080ドル
10位 VMウェア 6080ドル
11位 グーグル 6000ドル
12位 エヌビディア 5770ドル
13位 イントゥイット 5440ドル
14位 ジュニパーネットワークス 5440ドル
15位 ワークデイ 5440ドル
16位 ブラックロック 5400ドル
17位 アドビ 5120ドル
18位 マスワークス 5120ドル
19位 クアルコム 5040ドル
20位 キャピタル・ワン 5000ドル
21位 シェブロン 5000ドル
22位 アクセンチュア 4960ドル
23位 ドイツ銀行 4640ドル
24位 AIG(アメリカン・インターナショナル・グループ) 4616ドル
25位 バンク・オブ・アメリカ 4570ドル

編集=遠藤宗生

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