参加してみたい欧州12都市のマラソン大会

Credit: Jungfrau-Marathon

世界各地で毎年、規模やレベルもさまざまな数多くのマラソン大会が開催されている。大会への参加に合わせて開催都市の観光も、ランナーたちにとっては楽しみの一つだろう。そこで、欧州各地で毎年行われる12のマラソン大会を、今年5月中に開催されるものから日程順に紹介する。

1. トランシルバニア 100(開催地: ルーマニア・トランシルバニア、開催日: 5月20日)

今年で4回目の開催となるこの大会は、「ドラキュラ城」として知られるルーマニア南部トランシルバニア地方のブラン城をスタートし、コースを一周して再び城に戻るレース。ランナーたちは、目を見張るような美しい、そしてミステリアスな景色の中を走る。50kmのほか、30 km、20 kmの3部門が行われ、一定の時間内でゴールした全てのランナーに「特別賞」が贈られる。

2. モン・サン・ミッシェル マラソン(開催地: フランス・ブルターニュ地方、開催日: 5月28日)

世界遺産モン・サン・ミッシェルがゴールとなる約42 kmのコースは、世界で最も美しいコースのトップ10に入るといわれている。毎年5000人が参加するこの大会は、今年で20回目。それを記念して、今回は5月26日、27日にも短い距離のレース(ハーフマラソン、10kmなど)が開催される。

3. 白夜マラソン(開催地: ノルウェー・トロムソ、開催日: 6月17日)

夜間に行われるレースだが、ノルウェーでは6~8月が白夜になるため、ランナーたちは日の光の下、雪に覆われた山の眺めが素晴らしいコースを走る。ハーフマラソン、10 kmレース、子ども向けレースなども行われる。

4. ユングフラウ マラソン(開催地: スイス・ユングフラウ、開催日: 9月9日)

今年で25回目となるこの大会は、「世界で最も美しいコース」と呼ばれる。インターラーケンをスタートしてブリエンツ湖の見えるコースを通り、変化に富む風景の中を、クライネシャイデックのゴールに向かう。

5. メドック マラソン(開催地: フランス・ボルドー地方、開催日: 9月9日)

毎回その年のテーマに沿った仮装姿の8000人前後のランナーたちが、41.8kmを走る。ボルドー地方の有名な赤ワインを生産するシャトー23か所を回るコースの沿道では、集まった人たちが演奏する音楽を楽しむことができる。また、ウォーター・ステーションではワインに加えてチーズ、フォアグラ、オイスター、ステーキなどが提供される。コースを外れることなく走り続け、ゴールにたどり着くのが非常に難しいレースだ。
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編集 = 木内涼子

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