「アジアを代表する20歳以下」 最年少は10歳のプログラマー

サンジェイ&シュラヴァン・クマラン兄弟。2人は幼い頃からアプリのプログラミングをしていた。(Courtesy of GoDimentions)

成功するのに年齢は関係ない。2017年のフォーブス「30アンダー30」アジア版に選出された面々が、若さは障壁にならないことを証明してみせた。今年で2回目となるこのリストは、アジアとオセアニアの30カ国における「30歳未満の重要人物」を300組選んだもの。その中の最年少メンバーである20歳以下の要注目人物を紹介する。

アンヴィタ・ヴィジェイ(10歳)
オーストラリア/Smartkins Animals創業者

7歳の時にコーディングを始め、投資家に売り込みを開始。8歳で2つの学習用iOSアプリを制作。夢は「イノベーションとテクノロジーを通して、人々の暮らしと世界を大きく変えること」と語る。

サンジェイ&シュラヴァン・クマラン(15歳&17歳)
インド/GoDimensions共同創業者

兄弟でアプリ開発会社GoDimensionsを創業。現在までにアップルのApp Storeで7本、Google Playで3本のアプリを公開するほか、価格11ドルのVR機器も作っている。

キム・ミンジュン(17歳)
韓国/Baobab Korea CEO

製薬メーカーに価格を競合させることで、ユーザーが医薬品を最大95%割引で買えるプラットフォームBaobabを創業。貧困にあえぐ人々から「一番辛いのは病気の時」と聞き、誰もが医薬品にアクセスできる世界を目指す。

ビスマン・ドュー(19歳)
インド/Green Wood開発者

16歳の時、低所得者用住宅の建築用資材として、稲作の廃棄物を使ったGreen Woodを開発。ユニセフのシンポジウムで基調講演のスピーカーやパネリストも務めている。

クリス・ケルシー(19歳)
アメリカ/Cazza共同創業者

17歳の時にアプリ開発会社を立ち上げたのが最初の起業体験。その後、26歳のフェルナンド・デ・ロス・リオスとともに、3Dプリント技術を建設会社に提供するスタートアップCazzaを創業。アジアや中東の企業や政府と組み、ビルなどを短期間でよりエコ、ローコストに建設するプロジェクトを進めている。

ハーシュ・ソングラ&アーフリーン・アンサリ(20歳)
インド/Time Ahead共同創業者

ソングラが発達障害と診断されたことをきっかけに、乳幼児の成長度合いと適切な親の対応を示すアプリMyChildを開発。フェイスブックCOOのシェリル・サンドバーグにも賞賛されている。

ロード(20歳)
ニュージーランド/シンガーソングライター

2013年、16歳の時に出したデビュー曲「ロイヤルズ」が世界中で大ヒット。第56回グラミー賞では4部門にノミネート、2部門で受賞。今年6月にリリース予定のセカンドアルバム「メロドラマ」も話題を呼ぶこと必至。

チェ・ミソン(20歳)
韓国/アーチェリー選手

20歳にして世界ランキング1位に君臨し、リオ五輪でも金メダルを獲得した。

傅園慧(フー・ユアンフイ)(20歳)
中国/水泳選手

リオ五輪で銅メダルを獲得した後のインタビューがインターネット上で話題を呼び、「リオで最も愛すべきアスリート」と人気に。また、タブーとされてきた生理について発言したことで女性団体の支持も集めた。

アリヤ・ジュタヌガーン(20歳)
タイ/ゴルフ選手

男女を通じて、メジャー大会で優勝した初のタイ人ゴルファー。4月27日現在、ロレックス女子世界ゴルフランキング3位。これまでに獲得した賞金は300万ドルを超える。

編集=上田裕資

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