「謙虚さ」が女性の成功を阻む5つの例

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1. 自分を主張し、望むものを強く頑なに求めることで好感度が下がると考える女性が多い。

悲しいことに、この考えは正しいことが証明されている。さまざまな調査で、押しの強いはっきりとした女性は社会から罰せられること、女性に対する無意識レベルの偏見が広く共有されていることが分かっている。

2. 自分を優先したり、自分が望むものや値するものを要求したりすることに罪悪感を持つ女性が多い。

私は11年間かけて1万1000人を超える女性を指導してきたが、この種の「罪悪感」についてはほぼ毎日女性から耳にする。自分のニーズを優先する、あるいは家庭や結婚生活に問題や対立、妥協を生む可能性のある目標を追求することに、罪の意識を感じるのだ。

ここでの問題は、自分を優先した時に女性が持つ最初の感情が罪悪感であれば、女性が一歩前に踏み出し、望む成功を手に入れるのに必要な力・エネルギー・コミットメントを維持することが永遠に難しくなってしまうことにある。女性は成功を求めてはいけないと文化的に教え込まれてきたからだ。

3. 自分が出した成果を自慢していると思われる、またはそれについて話すと自分のイメージを損なうと信じる女性が多い。

ネット上での批判者が私の謙虚さ不足を指摘し恥をかかせようとしたように、自信のある女性や自分の貢献や成果について力強く話す女性は、いまだに横柄で傲慢、自慢げだと社会で認識されている。

私はこう問い掛けたい。自分の存在や達成したことを誇りに思ってはいけないのか? それとも自分には価値がなく、自分の才能は取るに足りないし世界で必要とされないと感じている方が良いのか? なぜそちらの方が好ましいのか?

4. パーソナルブランドの構築や、自分の強みの理解と発信を避ける女性が多い。

他者と競う上での自分の強みを見つけ、それについて話すことが重要だという考え方を拒絶してしまう女性は非常に多い。だがこの行動なしに強力なパーソナルブランドは構築できない。

パーソナルブランドの構築とは、自分の細かい特徴や才能を把握し、自分の望みをかなえるために活用すること。これに抵抗を感じていては、前に進んだり、自分が望む評価や報酬、給与や満足感を得たりするのは難しい。
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編集=遠藤宗生

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