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フリーランスのライター・編集者

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メールを使う機会が減ったと感じることはないだろうか。

LINEにフェイスブックメッセンジャー、WhatsApp、スナップチャットと、メールに代わる手軽な連絡手段がいくつも登場した。またSlackやChatWorkなど、職場でのコミュニケーションにチャットを導入する企業も増えている。メールはいずれ廃れていくのか──。

「いえ、我々のデータは真逆の事実を示しています。メールはますますパワフルになっていますよ」

そう話すのは、躍進中のクラウド企業、SendGrid(センドグリッド)のチーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)、スコット・ハイムスだ。3月末、都内で開かれた起業イベント「Slush Tokyo」にゲストスピーカーの一人として招かれていたハイムスに、メールの未来について聞いた。

スマホの登場がメールを変えた

SendGridは2009年に米コロラド州ボルダーで創業した、クラウドベースのメール配信サービス企業。顧客数は全世界で12万社に上り、今年の売上高は1億ドル(約110億円)を見込む。エアビーアンドビーやウーバー、スポティファイなど「勝ち組企業」も同社の顧客だ。同社は1日あたり13億通ものメール配信を手がけているという。まさにメールと命運をともにしているといっていい。

ハイムスによると、メール市場は拡大の一途をたどっているそうだ。

「当社はつい数年前まで、月に数十億通のメールを配信してきました。それがもうすぐ月間400億通に届きそうな勢いです。500億、600億通を超える日も遠くないと見ています」(ハイムス)

実際、世界的に見ても、メールの利用者数、アカウント数、送信数は増え続けている。Radicati Groupの調査(2016年)によると、商用・一般メールを合わせたメールの利用人口は、16年に27億人弱だったのが、20年には30億人を突破すると予測されている。

なぜメール以外のコミュニケーション手段があふれているのに、今もメールの需要は伸びているのか。その理由の一つに、ハイムスはモバイルの登場を挙げる。

「過去20年ほど、メール配信の基本的なインフラ構造はほとんど変化していません。変化したのは人々のメールの使い方です。モバイルが登場し、消費者はスマホでアプリを使うだけでなく、メールを頻繁にチェックできるようになりました。企業にとって今やメールは最も重要な顧客獲得、顧客エンゲージメントのチャネルになったのです」

メールはSNSより優れている

マーケティングにおけるメールの重要性は増すばかりだ。その投資対効果(ROI)は3800%に上るとする業界団体の調査結果もある(DMA調べ、2015年)。

一方で、企業から消費者に送られるマーケティングメールの21%は受信箱に届いていないというデータもあり(Return Path調べ、2015年)、デリバラビリティー(配信精度)の向上が課題となっている。

文=増谷康

 

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