「柔軟な働き方ができる企業」を見極めるのが難しい理由

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働く女性たちの声は

フェアリーゴッドボスは仕事についてのレビューを投稿してくれる女性たちに、勤務先の文化や方針に関するフレキシビリティについて、質問への回答を求めている。女性たちは実際のところ、これらについてどのように考えているのだろうか──?

半数近くの女性が、雇用主は「ある程度」、あるいは「非常に」フレキシブルだと考えている。「非常に柔軟性に欠ける」と回答した女性は10%未満。20%近くの女性が、雇用主は「非常にフレキシブル」だと答えた。当然ながら、働き方の柔軟性について高く評価している女性たちは、仕事に対する全般的な満足度も高かった。

もちろん、フレキシビリティにも色々な種類がある。例えば、調査チームが収集したデータによれば、「フォーチュン500」企業の70%はパートタイムでの就労、64%は在宅勤務を認めている。また、およそ半数は何らかの形でのフレキシビリティ(始業・終業時間の変更、必要に応じた在宅勤務、就業日数の削減と1日当たりの就労時間の延長など)を認めている。さらに、38%はこれらの3つの働き方を全て導入していた。

これらに関するデータの収集量が増えれば今後、独自の関連制度を採用している企業だけでなく、最もワーク・ライフ・バランスを充実させることができそうな業界や部署などについても、状況を明確に把握することができるようになるだろう。そうなれば、現時点では不透明な各企業の働き方の柔軟性も、過去のものだと言えるようになるかもしれない。

編集 = 木内涼子

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