ブルーノ・マーズは4月21日、最新シングル「ザッツ・ホワット・アイ・ライク(That’s What I Like)」のリミックスを3バージョンもリリースした。アルバム「24K・マジック」に収録されているこの曲はまだビルボードのHot 100で1位を取っておらず、リミックスの発表でランキングを上げる狙いがあるようだ。
「ザッツ・ホワット・アイ・ライク」は数週間、2位にとどまっている。通算12週にわたり1位に君臨しているエド・シーランの「シェイプ・オブ・ユー」に阻まれているのだ。「シェイプ・オブ・ユー」の勢いに陰りが見え始めた今、ブルーノ・マーズの新曲が1位になるチャンスは十分あるが、その一方でケンドリック・ラマーの「ハンブル」やハリー・スタイルズの「サイン・オブ・ザ・タイムズ」もランクを上げており、油断できない状況だ。
7曲目の全米TOPシングルを目指す
「ザッツ・ホワット・アイ・ライク」の3つのリミックスは複数のジャンルを取り入れた野心的な楽曲だ。ヒップホップスターのパーティネクストドアや、ラッパーのグッチ・メイン、音楽プロデューサーのBLVK JVCKなど有名アーティストも参加している。新しいファンを獲得する上でも有効な戦略と言えそうだ。ストリーミングでの再生回数が期待されるほか、ヒップホップやダンスミュージック系のラジオ局でも人気になるだろう。
「ザッツ・ホワット・アイ・ライク」は半年前に発表され、PVも1か月以上前に公開されているため、このタイミングで新たなアクションを起こすのはメディアの注目をひく上でも有利に働く。この曲がチャート1位を獲得したら、ブルーノ・マーズにとっては7曲目となる。