米国で最も「イノベーティブな州」トップ10 新たなテックハブは首都

1位のコロンビア特別区(ワシントンDC)(Christian Hinkle / Shutterstoc)


4位:カリフォルニア州

アップルやグーグル、フェイスブックなどシリコンバレーの大手テック系企業の本拠地だが、税制面の「優しさ」で評価が低く、49位だったことが大きく影響した。予想外と思われる順位になったが、1人当たりのVC投資額では1位(タイ)だ。

5位:コロラド州

州都デンバーにスタートアップ企業が多いことが、5位にランクインした主な理由だ。中学生の数学と科学の成績では1位だった。ただ、科学に関する知識のスコアが24位と振るわなかった。

6位:ワシントン州

この州を6位に押し上げたのは、アマゾンやマイクロソフトをはじめとする数多くの革新的リーダーの存在だ。STEM分野の専門家の数では2位、2020年までのSTEM関連職の需要見通しでは3位、科学・工学分野の卒業生の数でも3位と、複数の重要な指標で高いスコアを獲得した。だが、意外なことにインターネットの通信速度では10位だった。

7位:バージニア州

州内に所在する企業に占めるテック系企業の割合が最も高いのは、バージニア州だ。2020年までのSTEM関連職の需要見通しでは2位だった。

8位:ユタ州

科学分野での能力の高さで知られるユタ州は、8位にランクインした。1人当たりのVC投資額では、前出の他州とともに1位(タイ)となった。

9位:コネチカット州

ゼネラル・エレクトリックやゼロックスなどの企業が本社を置くコネチカット州は、税制面の「優しさ」で43位と低評価にとどまった。同州の評価を押し上げたのは、1人当たりの研究開発支出(6位)と、住民10万人当たりの発明特許の取得件数(6位)だ。

10位:ニューハンプシャー州

ニューハンプシャー州は工学と技術開発を専門とする企業が多いことで知られている。そのほか、インターネットを利用できる世帯の割合で1位となった。

編集=木内涼子

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