二人はまた、自分でビジネスを始めたいと思っていたから起業したわけではないと話す。「誰も適切な方法で対応しようとしない問題があることに気付き、その問題に対処するのに最適なのが自分たちだと考えたからだ」
ジョージア州サバンナで育ったライディの家族には、他に大学に進んだ人はいないという。また、バージニア州で育ったヒラバヤシは、5年間に4つのカレッジに通った。どちらもビジネススクールで教育を受けたわけではなく、テクノロジー業界で起業し、運営していく「こつ」を自ら学んだ。頼りにしているのは、経営者としての経験から学んだことと、自分たちが築こうとしているものの価値に対する強い確信だ。
人生の目的を見つけたいと考えている若者たちに対して二人は、従来型のリーダーシップ論などに従い、自分に企業経営ができるかどうか判断してはいけないとアドバイスする。他の誰かのやり方や性格、人種、性別、その人の背景など、刺激を与えてくれるものは数多くある。「“自分”にインスピレーションを与えてくれるリーダーシップの在り方の例を、積極的に探すことだ」という。