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I write about management in its many forms.

loreanto / shutterstock

女性が創業したスタートアップ企業は、創業者が男性のみのスタートアップよりも「ほぼ一貫して」良い業績を上げているとする報告書が、米国の従業員調査会社タイニーパルスにより発表された。

同社の「スタートアップ年次報告書2017」によると、スタートアップを収益成長率別に区分した5グループのうち4つで、女性が創業した企業の業績が男性のみの創業者の企業を上回っていた。うち成長率200%以上の最上位グループでは、女性創業者がいる企業が75%多かったという。

スタートアップ企業の文化を調べたこの調査ではさらに、次の興味深い結果が出ている。

・離職率低下には、福利厚生やワークライフバランスよりも、経営の透明性や従業員の幸福度が影響する。

・さまざまな経営の要素のうち、収益・従業員数の増加との相関関係が最も大きいのは透明性だった。

・透明性や従業員を大事にしているかといった企業文化については、従業員よりも幹部の方が自社を高く評価する傾向にあった。(この結果に私は全く驚かなかった。というのも、管理職のキャリアを長く積んできた私の経験では、一般従業員よりも経営幹部の方が事業についてはるかに前向きに評価することが多かったからだ)

だが私にとって最も興味深かったのは、女性がいるかどうかが会社の財務成績と結びついていたことだ。

この点に関して、タイニーパルスの創業者、デービッド・ニューに意見を聞いた。ニューは「この結果は(フェイスブック最高執行責任者の)シェリル・サンドバーグの『限りない数のデータが、多様性のあるチームの方が良い決断をすることを示している』という発言を裏付けるものだ」と語り、MSCIやシンクタンクのピーターソン国際経済研究所も同様の調査結果を出していると指摘した。

後者の調査については、発表された昨年2月当時に私も記事を執筆してフォーブスに寄稿していた。91か国2万1980社を調査した規模の大きさとその分析結果の力強さに感銘を受けたのを覚えている。調査結果をまとめた報告書では「利益を生む企業では、女性の指導者がいない状態から指導者層の30%を女性にすることで純収益率が15%向上する」とされていた。

私が両方の調査から得た発見は「女性は男性より頭が良い」といった単純なものではなく、性別、人種、文化、経験、年齢などの面で多様な視点や広範な考え方のもたらす力は会社のような複雑で多面的なものにとって大きな価値となる、ということだ。

移民や文化の多様性の問題が、近年まれにみる規模で国民の感情的な関心を呼んでいる今こそ、これを心に留めておくべきだ。

編集=遠藤宗生

 

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