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roundstripe / Shutterstock.com

今年で10周年を迎える「レコード・ストア・デイ」開催の4月22日を控え、興味深いデータが発表された。レコード・ストア・デイは全世界のレコード店が参加し、日本のレコード店も参加。各地でアナログ版の良さを再認識させるイベントが開催され、このタイミングに合わせリイシュー版等も発表される。

ニールセンの調べでは、当日のイベントに参加する米国のインディーレコードレーベルらは321%の売上増が期待できるという。今年は故人となったプリンスやデヴィッド・ボウイ、レナード・コーエン、レオン・ラッセルに加え、スティングやウォーオンザドラッグス等の過去の名盤の復刻も注目されている。

地域の独立系レコード店はオンラインストアや大手スーパーとの戦いに直面している。また、ストリーミングが勢力を増す中で、アナログLPの目覚ましい復権は大いに注目されるべき現象だ。

小規模店舗でのアナログ版のセールスは2008年に第1回のレコード・ストア・デイが開催されて以来、平均で186%増となった。ニールセンによると昨年のレコード・ストア・デイ当日、はイベントに参加するレコード店の売上は321%増となり、インディー系レコード店の売上シェアはその前週の40%から74%に高まったという。

さらに、2007年にわずか0.2%だったアナログLPのシェアは2016年には11.1%まで高まった。アナログ盤は長年、DJやオーディオファンからの支持を集め、ジャケットのアート性にも関心が高まった。

レコード・ストア・デイ当日には各地のストアでビールや軽食などが振る舞われ、もちろんライブイベントも開催される。

アナログ盤の売上は2007年の99万ユニットから2016年には1300万ユニットまで急上昇し、これは10年足らずの間で1225%の増加ということになる。

物理フォーマットで提供される音楽売上の全体を見ると、同期間に48%の減少となっている。これは特にCDの売上減を反映したものだ。しかし、レコード・ストア・デイの状況だけを見ると、過去3年間でCDを含む全物理フォーマット売上は2014年に91%増、15年に47%増、16年に130%増となっている。

今年のレコード・ストア・デイの復刻盤の注目株としてはデヴィッド・ボウイの1974年の未発表ライブの「Cracked Actor」や希少なプロモ盤「BOWPROMO」。さらには、プリンスの12インチシングルやレナード・コーエンの名盤などが挙げられる。

日本では今年のレコード・ストア・デイのアンバサダーをスチャダラパーが務める。

編集=上田裕資

 

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