「フィルム& TVロケーションズ:スポッターズ・ガイド」を見れば、映画「007」や「ティファニーで朝食を」の登場人物たちの足跡をたどりながら、劇中に映し出されたさまざまな場所を巡ることができる。
このガイドブックで紹介されているのは、1925年以降に公開された映画92作品とテレビシリーズ9作品(スタートレック、ゲーム・オブ・スローンズ、ブレイキング・バッドなど)の撮影地。
映画「甘い生活」に登場するローマのトレビの泉、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が撮影されたアイルランドのスケリッグ・マイケルなどに関する情報も掲載されている。
出版元によれば、「映画は世界各地から銀河の果てまで、どこへでも私たちを連れて行ってくれる」という考えについて掘り下げてみようと試みたのがこのガイドブックだという。
一方、「ストリートアート」には、世界各地のストリートアートに関する詳細や役立つ情報、地図などが掲載されている。例えば、ロンドン、サンフランシスコ、ベルリン、メルボルン、その他38都市の中のどの場所で、グラフィティアーティスト、バンクシーのステンシル画やモザイク画、壁画をはじめとする数々の“都会の宝”を見つけることができるか説明されている。
そのほか、ストリートフェスティバルに関する情報や、ストリートアーティスト(ブレック・ル・ラット、FAILE、フェイス47)たちのインタビューも掲載している。
アーティストのレミ・ラフはこの本の前書きで、「ストリートアートは都市の文化的基盤に内在する要素となった」「都市の景観において非常に特別なものとなっている」などと述べている。