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ADAによると、この世代は雇用主を通じて歯科保険に加入することができない人も多い。雇用主を通じて入る医療保険は69%以上が、歯科治療を対象外としていることが大きな理由だ。

意識の変化も影響

利便性の問題も大きく影響している。ADAの調査で歯科治療を受けない理由を尋ねたところ、2番目に多く挙げられたのは、「便利な場所に歯科医院がない」だった。

歯周治療専門医であり、歯科医向けのコンサルタント業務も行うある歯科医は、「ミレニアル世代は1人の歯科医師と個人的な関係を築きたいとは考えない。彼らはスマートフォンでサービスやコストを比較し、注文することに慣れている。予約に関する非効率性や、長い待ち時間は受け入れないだろう」と指摘する。

つまり、歯科医師の側に大きな変化が必要だということかもしれない。歯科治療に関する研究や調査、政策提言などを行うADAの関連機関によると、歯科医の約92%は個人で開業している。一方、ミレニアル世代を対象とした同機関の調査では、ドラッグストアチェーンのCVSや小売チェーンのターゲット、ウォルマートなどの店内にある施設で歯科治療を受けることに「非常に」または「ある程度」関心があると答えた人が、合わせて全体の約40%に上った。

同機関の幹部は、ミレニアル世代とベビーブーマー世代は、患者としての傾向が異なると述べた上で、ミレニアル世代は医療サービスに関して、治療費に関する透明性、質の高い情報を求めるほか、利便性を非常に重視すると指摘。さらに、「医療を提供する側は、(そうした違いに)すぐには適応することができない。特に歯科医療においては、医療機関の側がこうした消費者主義の高まりをようやく実感し始めたというところだ」と説明している。

編集 = 木内涼子

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