「世界の人気エアライン」、日本トップはJAL 7位

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ビジネスクラスのトップにアエロフロートが入ったほか、ファーストクラスとエコノミーでエミレーツ航空、プレミアムエコノミーでニュージーランド航空の各社が選ばれている。

評価方法に改善の余地も

トリップアドバイザーは、プラットフォーム自体が多数の消費者の意見や評価を募るという手法に基づいているため、このランキングに関するコンセプトそのものは道理にかなっている。

だが、評価基準に「料金」が含まれているため、必然的に運賃の安い航空会社の名前が挙がりやすくなる傾向がある。こうした評価方法では、実際の「ベスト」と「お買い得感があるという意味でのベスト」を区別することができないだろう。

金銭的に余裕がある人や必要経費で料金を支払う人は、「一番お買い得な」よりも「質の高い」経験を選びたいかもしれない。だが、このランキングにはそうした視点が反映されていないといえる。同様に、多くの旅行者たちにとって非常に重要な航空連合(アライアンス)やロイヤリティプログラムも考慮されていないようだ。

国別での評価でトップに入った各社は、オップ!(HOP!、フランス)Volotea(ボロテア、スペイン)、Interjet(インテルジェット、メキシコ)など格安航空会社に偏っている。そして、それらの多くがサービスの面で、実際にブリティッシュ・エアウェイズやイベリア航空、エールフランスなどのフルサービスキャリアを上回っているとは考えにくい。

編集 = 木内涼子

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