ビジネス

2017.04.12 10:00

フォード、ハイブリッド「追跡用」パトカーを発表 燃費と機能を大幅に向上


「追跡用」と認められたことは、マーケティングにおいては非常に有利だ。だが、実際にはパトカーは、誰かを追跡している時間よりもアイドリングしている時間の方が格段に長い。8時間の勤務時間中、約4.5時間はエンジンをかけた状態で待機しているのだ。

そこで、自動車が止まっている間、ガソリンエンジンは4分間の停止と2分間のアイドリングを繰り返すように設定した。ライトを点灯させたり、空調やラジオのスイッチを入れたり、あるいはノートパソコンを使ったりすることができるように、電気モーターは常に駆動して電力を供給する。そして、エンジンが始動すると、バッテリーが充電を始める。

フォードは2020年までに45億ドルを費やし、新型ハイブリッドと電気自動車合わせて13モデルを発表する計画を明らかにしている。レスポンダーは、そのうちの1モデルだ。全てが完成すれば、同社の全モデルのうち40%がハイブリッドか電気自動車ということになる。

レスポンダーは、4月12日にニューヨークモーターショー2017が開幕するのに先駆け、10日に同地とロサンゼルスで開催されたイベントで発表された。

編集=木内涼子

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