6. 部下が自分より上の幹部と話すことを許さない。自分の意見より部下の意見が信頼されることを恐れている。
7. チームメンバーを擁護せず、政治資本は自分のためだけにしか使わない。
8. 部下や企業のためになる場合でも、将来の見通しをチームメンバーに伝えない。「知識は力なり」という格言を信じており、入手した情報は秘密にし、小出しに伝える。
9. 自分の地位を脅かすと感じる情報やフィードバックを軽くあしらう。「検討しておきます」という言葉を、単にあなたを黙らせたいがために使う。あなたの意見を本当に検討するつもりは一切ない。
10. 会社に最良なことを実行するよりも、自分の得た地位や権力を守ることを大事にしている。
恐怖心にあふれた管理職は、どうやって自分の地位を守っているのだろうか? 当面は、部下を恐怖で管理して数値的な業績を出すことで、地位を保つ。だが恐怖による管理法はやがて、信頼関係がないため崩壊する。
恐怖は短期的には効果を発揮するが、部下はやがて、上司は自分の地位を盾にしているだけで、実際は無力だと気が付く。
上司が恐怖心に縛られているようなら、あなたがまずすべきなのは、転職先探しだ。人生は長いが、自分に見合わない人に時間と能力を費やす時間はない。